日本株と米国株の違い【選ぶ際のポイントを解説】

株式投資

投資を始めるうえでよく聞くのが日本株とアメリカ株のどちらがいいかという問題です。
そもそもですが投資は人それぞれの考え方があります。

個別株で稼ぎたい
インデックス投資でほったらかししたい
配当金を狙い高配当株で稼ぎたい

など多くの方がスタイルにあわせて銘柄を選びをしています。

そしてスタイルを決める際によく出てくるのがどこの国に投資するかです。
それぞれにメリットやデメリットがあります。

セカユタ
セカユタ

ということで今回は「日本株と米国株の違いについて」まとめました。

この記事を読んでいただくと米国・日本株ともにメリット・デメリットを理解できます。
どちらにしようか迷われている方はぜひ最後まで読んでみて下さいね。

・日本株を1株から購入できる
・米国株の買付手数料が最低水準
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比較する指数について


まずはどのような指数で日米を比較するかをご説明します。

【日本】日経平均
日本経済新聞社が東証プライムに上場する企業の中から業種等のバランスを考慮して選んだもの。
また日本を代表する225社の平均株価となるので日経225と呼ばれることもあります。

銘柄やセクターは日経が好評しているこちらのページでご確認できます

【米国】S&P500
正式名称は「Standard & Poor’s 500 Stock Index(S&P500種株価指数)」。
米国の格付け会社「S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス・エル・エル・シー」が算出しています。

ニューヨーク証券取引所、NASDAQに上場する銘柄の時価総額のうち75%をカバー。
構成銘柄数はその名の通り500銘柄です。

銘柄一覧はS&Pダウ・ジョーンズ・インデックス・エル・エル・シーのこちらのページでご確認できます

日本とアメリカの2国を比較する場合は必ず出てくるので覚えておくといいですよ。

日経平均とS&P500のチャート比較

出所:Bloombergのデータを基にマネックス証券作成

※チャートについてはあくまで分析データになるので将来の市場環境の変動や運用状況・成果を示唆・保証するものではありません

期間としては1990年1月~2022年8月(1990年1月末を100として指数化)で約30年のデータです。

S&P500は右肩あがりで伸び続けていますよね。

ちなみに2022年10月現在はインフレ退治のためにFRBが継続した利上げを発表しています。
そのため下げ相場ではありますが過去のデータから米国株の成長性を確認ができますよね。

また日経平均については残念ではありますがジリジリと下がっています。
これからの日本企業の健闘に期待といったところでしょうか。

もちろん個別でみた場合には増配もしながら株価も安定している企業もあります。

ですのでどちらがいいか悪いとかではなくてこのチャートから現状の伸び幅としてアメリカ株が圧勝していることを理解しておいて下さい。

投資方針を決めるうえでの参考にして下さいね。

購入額の比較

日本株】
⇒数十万円が必要な銘柄が多い
【米国株】 
⇒数万円からの銘柄が多い

この差については日本株は基本的には100株単でしか購入ができないからです。
おおよそで約数十万が必要になりますよね。

対して米国株は1株から購入が可能。
そのため日本株より少ない資金から始められますよね。

ちなみに日本株も1株から購入をする方法があります。
購入方法はこちらの記事(初心者向けの節約投資でスモールスタート【少額からはじめられます】)まとめたのでぜひ活用して下さいね。

配当について

1番の違いといっても過言ではないのすが配当回数についてです。

日本株は年1~2回が多いのに対して米国株は年4回程度の企業が多い傾向があります。

アメリカ企業は株主への利益還元として「配当金」を重視している点からです。
ある意味ではアメリカでは現金重視のシビアな株主が多いためとも言えます。

そのため企業も出来るだけ配当を増やそうとする傾向が高いのが特徴。
さらに株主重視から高配当でさらに増配を行う企業が多い傾向です。

例えば・・・

2022年現在では65年以上増配をしているP&G(プロクター・アンド・ギャンブル)コカ・コーラJ&J(ジョンソン・エンド・ジョンソン)など有名な大手企業の多くが増配傾向です。

私も上記の3社は実際に投資しています。

対して日本は回数は少ないですが配当とは別に株主優待でその企業の商品やサービスの割引や提供を受けられます。

例えばイオンKDDIJT(日本たばこ産業)などが株価も安定していてかつ優待ももらえるのが特徴。

優待は100株以上の保有が条件になる場合が多いのでマネックス証券などからミニ株(1株からの購入)でコツコツ積立して100株にするのもおすすめです。

現金重視か優待も受けてみたいかでの検討も面白いですね。
ご自身の考える方針によってどちらがいいかを決めてみて下さい。

決済について

日本株の場合は円で購入しますので問題がありません。
ですが米国株の場合はドルでの取引きになるので円をドルに変える必要です。

【円貨決済】
海外の株式・債券投資に必要な現地通貨への両替を証券会社が代行

メリット
・外貨への両替の手間がない
・円があれば取引可能

デメリット
・為替手数料が取引ごとに発生する

【外貨決済】
海外の株式・債券投資をする際にあらかじめ外貨交換した現地通貨で購入

メリット
・為替手数料を安く抑ることができる

デメリット
・外貨へ両替する手間がかかる
・外国株専用の証券口座開設が必要
・外貨へ両替してから反映までに時間がかかる

現在ではマネックス証券が為替手数料無料を行っています。

米国株を検討されるのであればマネックス証券がおすすめです。
日本株もミニ株(1株単位)から購入できるので安心
⇒口座開設はこちらのページから。

取引時間について

日本アメリカ
取引時間9:00~11:30(前場)
12:30~15:00(後場)
9:30~16:00(現地時間)
23:30~6:00(日本時間)
※サマータイムあり
22:30~翌朝5:00
休場土・日・祝日土・日・祝日※日本とアメリカで祝日が違う

日本では主要な株式が取引されているのが東京証券取引所(東証)になります。
東証の取引が可能な時間は平日の9:00〜11:30と12:30〜15:00の合わせて5時間です。

※9:00〜11:30が前場(ぜんば) 12:30〜15:00が後場(ごば)

一方で米国の取引可能時間は米国現地時間の9:30~16:00になります。
日本時間にすると23:30~6:00となります。

また米国にはサマータイム期間があるのも特徴。
この期間中は日本での取引時間が22:30〜5:00と1時間早まります。

上記から分かるように日米の取引時間を比較すると日本が5時間なのに対して米国は6時間30分と差があります。

結論、日本株と米国株のどちらがいいのか

今回は日米の株式投資のメリットとデメリットを解説してきました。
あらためてまとめておくと下記になります。

【日本株】

メリット
・円で購入が可能
・リアルタイムでの購入がしやすい
・優待がもらえる

デメリット
・過去指数(日経平均)でみると成長性が低い
・配当が年1~2回が多い
・基本100株からの購入のため大きな投資額が必要

【米国株】

メリット
・過去指数(S&P500)でみると成長性が高い
・配当が年4回の企業が多い
・1株からの購入のため低額でスタート可能

デメリット
・為替手数料がかかる
・リアルタイムでの購入が難しい
・優待がない

それぞれのメリットを活かして例えば組み合わせて投資をしていくかなど検討材料にしてみて下さい。

ちなみに日経平均とS&P500の過去の実績から成長率はやはり米国株ですね。
なので長期での積立投資を検討されているならでS&P500に連動した手数料が安いeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を積立NISAがおすすめです。

あわせて配当狙いでSPYDVYMHDVなど高配当ETFのウェイトを高めるのもいいですよ。

配当も含み益も両方狙えるため個人的には長期投資と高配当ETFの二刀流をおすすめしています

あわせて配当や優待ももらえる円資産も持っておくために日本の個別高配当株をミニ株で購入するのもありかもですね。

あらためて結論ですがどっちがというよりも2国のいい点を理解しながらポートフォリオやアセットアロケーションの比率を考えてみて下さい。

ちなみにポートフォリオの作り方はこちらの記事(【投資初心者にも必要】ポートフォリオをわかりやすく解説【作成アプリも紹介】)を参考にしてみて下さい。

最後まで読んでいただきましてありがとうございました!

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無料ではありますが優良な情報なのでぜひ申し込みしてみて下さいね。

プロフィール
このブログの運営者
セカユタ

サラリーマンをしながら副業や投資をして資産形成中。
約1,000万の資産運用と副業をしながら「資産形成の基礎知識・節約や副業・投資」についての情報を発信しています。

また心理カウンセラーの資格を取り、心理学を継続して勉強しながら幸福度が上がる情報も定期的に発信します。

ぜひお付き合いください!

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