8月22日現在で過去1ヶ月の株価推移ですがSP500(-3.40%)・ナスダック(-3.99%)と上期の上昇トレンドから一旦ですが調整局面に入っております。
またこの調整局面(下落時)にジムクレーマー氏が注目している5セクターの銘柄をご紹介していました。一般的に言われているセクター分けよりもより詳細にセクター分けしていますのでニュワンスでご理解をいただけるといいのかと思います。
個別株はもちろんですがETFを主体に投資をされている方も参考になりますのでぜひ参考になると思います。調整局面(下落)に検討しておきたいセクターがどこになるのかぜひ最後まで楽しみながら読み進めてみて下さい。
ということで今回は「米著名投資家のジムクレーマー氏が下落時に注目している19銘柄」についてです。
【この記事をみて分かること】
・インフラセクター6銘柄
・航空宇宙セクター3銘柄
・製薬セクター2銘柄
・ハウジングセクター4銘柄
・テクノロジーセクター4銘柄
今回ご紹介するようなこれから上昇が期待できる銘柄を独学で選定は難しいのではないでしょうか。
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それではジムクレーマーが注目する5つのセクターと個別銘柄をご紹介していきます。
インフラセクター(公共事業)
キャタピラー(ティッカーシンボル:CAT)
【会社概要】
アメリカ合衆国イリノイ州ピオリアに本拠地を置く多国籍企業。 建設機械及び鉱山機械、ディーゼル及び天然ガスエンジン、並びに産業用ガスタービンエンジン分野における世界最大の製造会社
ニューコア(ティッカーシンボル:NUE)
【会社概要】
米国の鉄鋼メーカー。 熱延・冷延鋼板、鋼板、構造用鋼、鋼棒を扱い鋼鉄梁、大梁、鉄甲板、冷間仕上げ鋼材、留め金、建設用鋼材、軽量鉄骨枠、鋼製グレーチング、エキスパンドメタル、ワイヤー、金網などを製造を行う企業。
スターリン・インフラストラクチャ(ティッカーシンボル:STRL)
【企業概要】
米国の建設会社で データセンター、eコマース流通センター等の建設を担う電子インフラストラクチャ部門、住宅および商業用建物のコンクリート基盤、高架スラブやその他のコンクリート工事を担う建設部門、高速道路、橋、空港、港、鉄道、雨水排水路などの建築を担う輸送ソリューション部門からなる企業
ジェイコブズ・エンジニアリング・グループ(ティッカーシンボル:J)
【企業概要】
米国内外で政府機関顧客にエンジニアリングと建設サービスを提供。 同社サービスは、プロジェクト、科学的検査・分析、コンサルティンング、システムエンジニアリング、プロセス・科学・システムコンサルティング、建設請負のほか施設管理・保守請負を提供を行う企業
マステック(ティッカーシンボル:MTZ)
【会社概要】
公益および通信インフラの建設、インストール、メンテナンス、改良のほか、送電、配電、風力発電、太陽光発電、その他再生資源、天然ガスなどの分野でインフラ建設を請け負う。 事業は、通信、石油・ガス、送電、発電・産業、その他の5部門で構成される米国のインフラ建設企業
キヤリア・グローバル(ティッカーシンボル:CARR)
【会社概要】
子会社を通じて、業務用および家庭用の空調機器、冷暖房システム、冷凍設備の製造・販売、火災およびセキュリティー・ソリューションを提供する。 建設、運送、警備、食品小売、薬品などの業界に製品やサービスをグローバルに展開。 また、ビル設備関連の幅広いサービスも手掛ける米国の空調設備メーカー
以上がインフラセクターで注目している6銘柄になります。
ちなみにロイターの記事では米国政府のインフラ投資計画として道路や橋、主要プロジェクト向けが1100億ドル、鉄道が660億ドル、水道インフラが550億ドル、ブロードバンドインフラ補助金420億ドルが含まれると報じています。
期待ができるセクターになるのも分かりますよね。
では次のセクターをご紹介していきます。
航空宇宙セクター(資本財)
ボーイング(ティッカーシンボル:BA)
【会社概要】
アメリカ合衆国のイリノイ州シカゴに本社を置く世界最大の航空宇宙機器開発製造会社。 1997年にマクドネル・ダグラス社を買収したため、現在アメリカで唯一の大型旅客機メーカーであり、ヨーロッパのエアバス社と世界市場を二分する巨大企業
ゼネラル・エレクトリック(ティッカーシンボル:GE)
【会社概要】
航空宇宙、再生可能エネルギー、電力の3つのセグメントで事業を行う。 航空宇宙事業は、商用と軍用航空機エンジン、統合エンジンコンポーネント、電力、機械式航空機システムを設計・製造するハイテク産業企業
ハネウェル・インターナショナル(ティッカーシンボル:HON)
【会社概要】
航空機部品・関連サービス、高効率エネルギー製品、商用・家庭用・産業用セキュリティ、センサー、特殊化学品、電子・先端材料、精製・石油化学加工技術、輸送などの事業を手掛ける企業
以上が航空宇宙セクターで注目している3銘柄になります。
ハネウェルに関しては下がりがおかしいと感じて実際に買い増しをしているようです。旅行ブームは終わってないので物からサービスへお金を使うようになってきたからだとジムクレーマー氏は仰っていました。
ちなみに2023年7月25日にボーイングのHPでボーイングと米航空宇宙局(NASA)は双方で推進する脱炭素化に特化した次世代研究機の開発プロジェクトに米大手航空会社も参加することを発表しています。
持続可能な航空宇宙業界への取り組みの一環でボーイングとNASAは「サステナブル・フライトデモンストレーター(SFD)プロジェクト」を立ち上げ今後同プロジェクトのもと次世代研究機X-66Aを開発予定。この新しい研究機の開発にアラスカ航空、アメリカン航空、デルタ航空、サウスウエスト航空およびユナイテッド航空が協力し、運航効率、保守整備、操縦性、空港の互換性の観点から助言や情報を提供すると発表していました。
航空宇宙セクターはこれから投資が進む可能性を大きく感じられるので今後に期待ができるのではないでしょうか。
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それでは3つ目のセクターをご紹介してきます。
製薬セクター(ヘルスケア)
アムジェン(ティッカーシンボル:AMGN)
【会社概要】
高度な細胞生物学と分子生物学に基づく治療薬の開発、製造、販売を展開。特にがん、腎臓病、炎症、腫瘍学の分野での治療薬の開発に注力、製品は診療所、透析センター、病院に販売するバイオ医薬品メーカー
イーライ・リリー(ティッカーシンボル:LLY)
【会社概要】
ヒト用医薬品の発見・開発・製造・販売を手掛け、世界で事業を展開。糖尿病や、進行性非小細胞肺癌・進行性非扁平上皮癌等の癌、関節リウマチ・尋常性乾癬等の免疫疾患、片頭痛等の神経性疾患、その他多様な治療薬を提供する企業
以上が製薬セクターで注目の2銘柄になります。
ジムクレーマーはマンジャロが今後大きな成果になるのではと仰っています。この点についてはロイターの2023年7月28日の記事で米医薬品大手イーライリリーは27日、肥満症治療薬「マンジャロ」(一般名チルゼパチド)の後期臨床試験で患者の体重が平均で26.6%減ったと発表した。2型糖尿病ではない肥満または過体重の患者を対象に試験をした。
承認されれば肥満症治療薬として大型薬(ブロックバスター)になり、リリーの業績拡大をけん引すると期待されていると報じています。
大きな期待が伺える内容ではないでしょうか。
ハウジングセクター(一般消費財)
レナー(ティッカーシンボル:LEN)
【会社概要】
権原保険と決算サービスを提供し、賃貸用多世帯住宅の開発事業を行う。 事業セグメントは、住宅建設東、住宅建設セントラル、住宅建設テキサス、住宅建設西、金融サービス、多世帯住宅、レナーその他を含む住宅建設業企業。
DRホートン(ティッカーシンボル:DHI)
【会社概要】
土地の取得と開発、住宅 の建設と販売を行う。 事業セグメントは住宅建設、フォレスター用地開発、金融サービスと賃貸事業を含む。 住宅建設は33州の106市場で事業を展開する住宅建設会社
トール・ブラザーズ(ティッカーシンボル:TOL)
【会社概要】
高級住宅への買い替え層と新規購入層を対象に高級住宅の建設事業を手掛け、 住宅関連事業として設計、エンジニアリング、住宅ローン、タイトル(権原)業務、安全警備、造園、 木材配給、住宅組み立てを行う。 また、同社の分譲地内でゴルフコースやカントリークラブを開発、所有、運営。 米国19州で事業を展開する企業
ホーム・デポ(ティッカーシンボル:HD)
【会社概要】
顧客に建材、ホームインプルーブメント製品、芝生・園芸用品、装飾製品、施設の整備・修理・運用製品の品揃えを提供し、ホームインプルーブメントの設置サービス、ツールと機器のレンタルを含む多くのサービスを提供する企業
以上がハウジングセクターで注目の4銘柄になります。
ちなみにロイターが2023年8月17日の記事で米住宅用品販売のホーム・デポが16日に発表した第2四半期決算は市場予想を上回った。来客者数が減少したものの建築業者からの需要や価格上昇が寄与した。第2四半期の既存店売上高は5.8%増と市場予想を上回っり株価は3%超上昇し324.42ドルとなったと報じています。
また最近ニュースになっていましたが「投資の神様」ウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社バークシャー・ハザウェイがが8月14日に証券当局に提出した6月末時点の株式ポートフォリオの中に米国の大手住宅メーカーのDRホートン・レナ―・NVRを新規で購入していたことが分かりましたよね。
このセクターについても大きな期待があることが分かるのではないでしょうか。では次は多くの方が投資をしていると思われるセクターをご紹介しますね。
テクノロジーセクター
エヌビディア(ティッカーシンボル:NVDA)
【会社概要】
グラフィック・プロセッシング・ユニット(GPU)などのビジュアルコンピューティング技術を提供。PC向けグラフィックプロセッサ「GeForce」とメモリ製品を販売する。そのほかワークステーション向け「Quadro」、高性能コンピュータ向け「Tesla」や「3DVision」、モバイル通信向けに「Tegra」を展開する企業
アマゾン・ドット・コム(ティッカーシンボル:AMZN)
【会社概要】
日用品、書籍、CD・DVD、ゲーム、家電、衣料品など広範な商品販売を世界各地で運営し、出品・受注・梱包・発送サービスを行い、会員制「アマゾンプライム」を展開。 クラウド、デジタルストリーミング・サービスを提供、オンライン薬局も展開する米国のオンライン小売最大手・テクノロジー企業
メタ・プラットフォームズ(ティッカーシンボル:META)
【会社概要】
人々がつながり、コミュニティを発見し、ビジネスを成長させるためのテクノロジーを構築する。 同社はFacebook、Instagram、WhatsAppなどのソーシャルアプリを提供米国のソーシャルテクノロジー企業
アルファベット(ティッカーシンボル:GOOG)
【会社概要】
検索サイト・グーグル「google.com」を運営するほか、検索エンジン、オンライン広告、クラウドコンピューティング、ソフトウエアなどIT関連製品とサービスを提供する米国の大手インターネット関連企業
以上がテクノロジーセクターで注目の4銘柄です。
ちなみにこのセクターではなんといってもエヌビディアではないでしょうか。この点については2023年8月25日の決算後のロイターの記事を抜粋しようと思います。
米半導体大手エヌビディアの株価が24日の市場で一時4.3%上昇し、史上最高値を更新。23日発表した第3四半期の売上高予想が市場予想を大きく上回ったうえで250億ドルの自社株買い計画を発表したことを好感した。
エヌビディアの時価総額は米東部時間午前9時41分時点で1兆2100億ドルとなったと報じています。投資家の期待をさらに上回る決算結果は今後のAI競争を激化させていくことがよく分かりますよね。
とても興味深いのではないでしょうか。
5つの注目セクター
今回はジムクレーマー氏がマッドマネーで話しをされていた注目している5つのセクターと個別銘柄についてまとめました。
【チェック】
・インフラセクター6銘柄
・航空宇宙セクター3銘柄
・製薬セクター2銘柄
・ハウジングセクター4銘柄
・テクノロジーセクター4銘柄
市場全体をみてどのセクターに投資家が期待をしていくかがダイレクトに分かる内容だったのではないでしょうか。またジムクレーマー氏は注目セクターになぜ金融セクターを含めなかったかにも言及していてまだ問題が多く残っているからだと仰っています。
さらにテクノロジーセクターにAppleを入れなかった理由について「持ち続けるべき」といつも言っていてとてもいい企業だという前提で現在が最良のエントリーポイントではないからだと言っています。
個別銘柄を探すもしくはETFを購入する際にも参考になる市場全体の中から期待ができるセクターを理解するのにとても役立つ内容でしたのでぜひご自身の投資の参考にしてみて下さい。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
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