投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェット。彼が率いるバークシャー・ハサウェイの一挙手一投足は、世界中の投資家が固唾を呑んで見守っています。
最新のCNBCインタビューでバフェット氏が口を開きました。
新NISAから投資を始めたばかりの初心者の方から、リーマンショックの地獄を潜り抜けたベテラン投資家の方まで今回の発言は、すべての投資家に「今、何をすべきか」を教えてくれる羅針盤になるのではないかと思いました。
ですので今回はその内容をシェアできればという思いから記事にしました。
そしてそのインタビューの中で特に見逃せないのがこの2点です。
- 3500億ドル(約50兆円超)という、空前絶後の現金保有額
- 「今の株は安くない」という、シビアすぎる市場評価
この2つが何を意味するのか?
バフェット氏の言葉とその裏にある投資哲学を一緒に読み解いていきましょう。
ということで今回は「CNBCのインタビューで語るバフェット氏の考え」についてです。
【この記事をみて分かること】
・バークシャー後継者問題
・現在の投資ポジション
・現在の株価について
・銘柄選びの考え方
・プライベート・クレジットについて
・長期でみてどこに賭けるか
・バフェット氏が今、私たちに伝えたいこと
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「グレック・アベルは優秀すぎて、正直恥ずかしくなるほどだ」
多くの投資家が長年、頭の片隅で気にし続けてきた問題である「バフェット氏の後は、誰がバークシャーを率いるのか?」ではなかったでしょうか。
いわゆる「ポスト・バフェット問題」です。
これについて本人がはっきりと答えているのですが、後継者に指名されたグレック・アベル氏についてこう言います。
「私が全盛期の頃に1週間かけてやっていた以上のことを、1日でこなしてしまう」。
投資案件の精査も今やアベル氏が中心となって進めているようですが、これ以上ない最大の賛辞ですよね。ただ、バフェット自身も引退したわけではないようで、今も毎日オフィスに顔を出してアベル氏の相談に乗りながら現役であり続けています。
あなたはポートフォリオを選ぶとき、その会社の”後継者”まで気にしていますか?
私たちは投資先の経営陣が誰であり、継承が安定しているかを確認する習慣をつけておくといいのではと感じました。バークシャーのこの体制こそが「カリスマ依存ではない組織の強さ」を体現していることを知っておく必要があるのではないでしょうか。
「現金とTビルで、今は3500億ドル以上を持っている」
これはバフェット氏が現在の株式市場に出しているシグナルとなる内容で、3500億ドルは日本円に換算すると50兆円を超えます。またバフェット氏は今週だけで170億ドルものTビル(満期1年以内の米国短期国債)を買い増したことを明かしています。
なぜ「株ではなくてTビルなのか?」その理由はシンプルでした。
さらに見逃せないのがバークシャーの行動パターンで、直近3年間(13四半期連続)で株の買い越しよりも売り越しが続いています。
これは偶然ではなく、バフェット氏が「今は無理してリスクを取る局面じゃない」と判断し続けている証拠だと理解ができますよね。
「常にフルインベストメントじゃないといけない」そんな強迫観念に駆られていませんか?
「待つことも立派な投資判断だ」。バフェット氏の行動はまさにその言葉を数字で証明していますよね。
「いや、株は安くは見えない」
2026年4月現在はSP500・ダウ・ナスダックと調整局面が続いていて「そろそろ底じゃないか?」と感じている方も多いのではないでしょうか。そのため買い時だと考えている個人投資家も少なくないと思います。
ですがバフェット氏の答えは「安くは見えない」というものでした。
バークシャーを率いてきた数十年の間に、株価が50%超下落する局面を3回も経験していて、リーマンショックのときが最悪だったと振り返りながら、「今回の調整(直近の下落)はまだ何でもない」とバフェット氏は言いきります。
そして、こう続けました。
「5%や6%安くなったところで、我々は興奮しない。割安な機会だと思えるような水準じゃない」
バフェット氏が求めているのは、数パーセントの鞘を取ることではなくて、圧倒的に割安で思わず飛びつきたくなるような「最高の事業」を手に入れるチャンスだということでした。
あなたが「底だ!」と感じるとき、バフェットはまだ腕を組んで待っています。
市場がパニックに陥るほどの本物の暴落がきた時にこそ、積み上げた3500億ドルを投入する準備が整っているのではないでしょうか。
Appleは今でも最大のポジションだ。気に入らなければ、全部売っている」
「バークシャーがApple株を売った」というニュースは即座に話題になりますよね。でもバフェット氏の真意は全く違うところにありました。
彼はAppleをこう評していて「私たちが丸ごと所有しているどの事業よりも優れている」。また一部売却については「早すぎた」と認めながらも「買ったタイミングがそれよりずっと早かったから、結果的にうまくいった」と述べていました。
バフェットの投資判断の核心はこの3つになります。
- 事業を深く理解しているか
- 価格が魅力的なときに買えているか
- 長期で保有し続けられるか
アメリカン・エキスプレスは30年、コカ・コーラは40年近く保有をしていて、バフェット氏にとって株は「証券コードのついた紙切れ」ではなく「事業の一部を所有すること」だと理解ができます。
この感覚を身につけられると、日々の株価の上下に振り回されなくなりますよね。あなたのポートフォリオにある銘柄を「この会社の一部オーナーとして誇れるか?」という目線で、一度見直してみるのもいいのではないでしょうか。
「パウエルFRB議長はヒーローだ。2〜3週間待っていたら大惨事になっていた」
バフェット氏は経済の司令塔であるFRBへの信頼も明言していました。
コロナショックの際にパウエル議長が即座に資金供給に踏み切ったことについて「まさに正しいことをした」と賛辞を惜しみません。バフェットにとってパウエル氏と伝説の議長ポール・ボルカー氏はともに「ヒーロー」なのだと述べています。
また、米ドルが世界の基軸通貨であることの重みについても触れますが、政治家が金融政策に口を挟むことには否定的なニュアンスを示しつつ「最終的にFRBが紙幣を刷って解決できる」という仕組みへの信頼が、危機の抑止力になっていると考えています。
「プライベート・クレジットはよく分からない。だからこそ、何にでも備えたい」
最近、市場で静かに懸念が広がっている「プライベート・クレジット(非公開企業への融資)」問題について、バフェット氏の発言は謙虚でありながら核心をついていました。
「金融市場では、すべてが互いに影響し合っている」
2008年のリーマンショックを引き合いに出し、一つの綻びがあっという間に全体に波及する恐ろしさを指摘します。そして彼の対策は、驚くほどシンプルです。
- 分からないものには、手を出さない
- 何が起きても動けるよう、現金とTビルを積み続ける
「分からない」と正直に言える投資家こそが、長期で生き残れる。
ここ最近ではレバレッジ商品など買付ランキングにならぶ人気の商品も多くありますが、自分が理解できないリスクを抱えていないかを今一度確認してみてはいかがでしょうか。
長期で見るなら、私はアメリカに賭ける。何度でもね」
インタビューの最後、バフェットはこう締めくくっています。
「どれだけ世界情勢が不安定でも、どれだけ市場が荒れても、長期的にはアメリカの未来に賭ける」と言っていました。
中東情勢やイランの緊張など、不安なニュースは毎日流れてきますが、バフェット氏はこう言います。「私たちは日々のニュースで売買するわけではない」。見るべきは「5年後、10年後、20年後にどんな事業を持っていたいか」というもっと先の景色だということでした。
アメリカには格差問題をはじめ、多くの課題があることも認めていましたが、それでも「資本主義のシステムはちゃんと機能してきた。あとは、どう改善していくかだ」と、前を向き続けています。
バフェット氏が今、私たちに伝えたいこと
いかがでしたでしょうか。
長いインタビューを通じてバフェット氏のメッセージは一貫していて、まとめるとこの3つです。
① 待つ勇気を持つ
株が「安くない」と感じるなら、焦って買わなくていい。利回りの出る短期国債や現金でチャンスを待つのも、立派な戦略です。
② 事業の本質を理解する
Appleやコカ・コーラのように、自分が深く理解し、長期保有したいと思える「最高の事業」に集中して株価ではなく事業価値を見る。
③ノイズに惑わされない
戦争も、短期の景気後退も、すべては「ノイズ」であり、5〜20年先の未来を見据えて、大きな潮流に乗り続ける。
95歳にして、なお最前線で戦い続けるバフェット氏のその言葉の底には「生き残り続けることこそが、最大の利益を生む」という投資の真理が静かに流れています。
私たち個人投資家はまず「現金を少し多めに持つ」ことから始めてみるのもいいのかと感じています。そのうえでさらに自分のポートフォリオが「50%の下落に耐えられるか」をこの機会に改めて確かめてみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
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