VTI・VT・VXUSを徹底比較!米国株一強の次は「米国以外」が狙い目?

ETF

「とりあえず米国株(VTI)に投資しておけば安心!」
そんな時代が、今まさに曲がり角を迎えているかもしれません。

過去10年近く、GAFAMなどのメガテック企業が牽引する「米国一強」の時代が続いてきました。しかし、足元では地政学リスクや米国の景気後退懸念など、これまでの常識を揺るがす不安定要素が増えています。

実際、直近1年のトータルリターンを比較してみると、驚くべきことに米国以外の世界株(VXUS)が米国株(VTI)を圧倒し、その差は10倍近くまで広がっているという事実をご存知でしょうか?

「今のポートフォリオのままで本当に大丈夫?」 「次に資金が流れ込むのはどこ?」

本記事では、バンガード社の3大人気ETFであるVTI・VT・VXUSを徹底比較。利回り3%を超える「配当の専門家」VXUSの実力や、最新のチャートから見える資金の行先を解説していきます。

これからの不透明な相場を勝ち抜くための、あなたに最適な「世界分散投資」のヒントがここにありますのでぜひ最後まで読んでみて下さいね。

ということで今回は「米国・全世界・米国以外のETFを徹底比較」についてです。

【この記事をみて分かること】
基本情報
株価について
組入銘柄とセクター比率
配当実績
まとめ:あなたにぴったりのETFはどれ?

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基本情報

ティッカーVTI(全米)VT(全世界)VXUS(米国除く)
名称バンガード・トータル・ストック・マーケットETFバンガード・トータル・ワールド・ストックETFバンガード・トータル・インターナショナル・ストックETF
運用会社バンガードバンガードバンガード
ベンチマークCRSP米国総合指数S&P 500 高配当指数モーニングスター配当フォーカス指数
銘柄数3511社
(2026年1月31日時点)
10,000社
(2026年1月31日時点)
8,691社
(2026年1月31日時点)
投資対象CRSP米国総合指数のパフォーマンスに連動する投資 成果を目指す。
あらゆる時価総額規模の米国株式を保有。米国株式市場全体を投資対象とする。
FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスに連 動する投資成果を目指す。
同指数は、先進国と新興国市場の両方を対象とし、米国内外の株式で構成。
FTSEグローバル・オー ルキャップ(除米国)インデックスに連動する投資成果を目指す。
経費率0.03%0.06%0.05%
配当月年4回 3/6/9/12月年4回 3/6/9/12月年4回 3/6/9/12月
直近配当利回り1.13%3.04%6.57%
設定日2001年5月31日2008年6月26日2005年3月10日

まずは基本情報をみていきますが、この3つを比較した理由はそれぞれの投資先にあります。VTIは米国全体でVTは全世界でVXUSは米国除く世界となります。

地政学や米国の景気後退リスクなど不安定要素が増えてきているとともに、ここまでの10年近くが米国一強だったことを考えると他の投資先への資金流出も考えられる時期かと思います。

上記理由も踏まえると全米と全世界もしくは米国以外との比較をみておくことが、今後の投資スタンスを決めていくうえでとても大事だと考えました。

ですので今回はこの3つのETFから現在の資金の行先や今後を考えるきっかけにしていただけると幸いです。

【運用会社】
VTI:バンガード
VT:バンガード
VXUS:バンガード
※全てバンガード社のETFで比較になります

■バンガード社

簡単にですがバンガード社の説明もしておこうと思います。

顧客(ファンド保有者)主体の低経費率のインデックスファンドやETFが多く長期のインデックス投資を目指す個人投資家におすすめ。上記3つのETFの他にも人気のVYM・VOOなどもあります。ちなみにバンガード社はブラックロックやステートストリートなどと肩を並べる世界最大級の運用会社でこの3社は、投資の世界で「ビッグ・スリー」と呼ばれる超重要企業になります。

それぞれの会社の特徴を一言でいうと・・・?

バンガード:良心的で誠実な「みんなの味方」
主なブランド⇒バンガード

ブラックロック:圧倒的な強さを誇る「最強の王者」
主なブランド⇒iShares(アイシェアーズ)

ステート・ストリート:歴史を作る「パイオニア(先駆者)」
主なブランド⇒SPDR(スパイダー)

こんな感じで覚えておいてもらえるといいのかと思います。ちなみに私は基本的には中・長期での投資を行っているため比較的にバンガード商品の保有が多いです。

【銘柄数】
VTI:3,511社
VT:10,000社
VXUS:8,691社

比較すると銘柄数ではVTがぶっりぎりで多いですよね。VTは米国銘柄もかなりの数を保有しているため近いチャートの変動が起きることがあります。ですがVXUSは米国を除いていますのでVTI・VTとは違った変動があるのが大きな特徴です。

それが最強という見方ではなく、できる限りバランスよく分散をするために現状やこれから中・長期でどこを重視した投資が最適解かをみていければと考えています。

【経費率】
VTI:0.03%
VT:0.06%
VXUS:0.05%

上記3つは全て経費率が比較的低く設定をしてくれるバンガード商品であるので、ここでは平均を確認しておこうと思います。

ちなみにAIでETFの経費率平均を検索すると・・・

経費率に関しては0.5%以下であれば一般的に十分低コストで優良なインデックスETFは0.1以下が標準とのことでした。その点からも今回比較している3つのETFは優良なインデックスETFという括りになるのではないでしょうか。先ほどと重複しましが中・長期での保有を検討しやすい点は特徴になると思います。

【直近配当利回り】
VTI:1.13%
VT:3.04%
VXUS:6.57%

直近の配当利回りはこの記事の作成時(2026年2月末時点)になります。

個人的には配当も検討する際に重視をしています。一般的には3%以上が高配当と言われておりますので直近配当を比較してみるとVXUSが圧勝ですね。ちなみに後ほど、直近10年の年間配当についても情報をまとめていますのであわせてご確認頂けるといいかと思います。

以上がVTI・VT・VXUSの基本情報になります。
では次章で株価もみていきましょう。

株価について

■VTI

Yahoo Financeより

【VTI株価】
339.21ドル(2026年2月25日現在)

■VT

Yahoo Financeより

【VT株価】
147.7ドル(2026年2月25日現在)

■VXUS

Yahoo Financeより

【VXUS株価】
83.42ドル(2026年2月25日現在)

上記はYahoo Financeでそれぞれのチャートを確認しています。

基本的にはVTIが50日移動平均線を下に抜けてきていて、上値を抑える(抵抗線となる)感じになっているところです。比較して特にVXUSは50日移動平均線から明らかに上を推移しています。

この違いは今後も継続するのか・・・
その点についてはしっかりとウォッチしていこうと思います。

■各期間ごとのトータルリターン比較

VTI(青)・VT(黄)・VXUS(水色)

【5年比較】

Googlefinanceより

長いスパンで比較をすると、多くの方が予想通りと思うかもですが米国が圧勝でそれ以外が劣っていた結果になっていました。GAFAMなどメガテックの牽引によってその差が歴然となっていますよね。

またこの時期に多くの個人投資家も米国投資で資産を拡大できたのではないでしょうか。

【1年比較】

Googlefinanceより

5年比較では米国が圧倒でした。ですが1年比較をみると、なんとですが米国以外が米国をアウトパフォームしています。

しかもチャートをみるとよく分かりますが、なんと倍近くの差が出ているのに驚きですよね。さらには直近での格差がどんどん開いてきているのも分かります。

ですので年初来も確認をしておこうと思います。

【年初来比較】

Googlefinanceより

1年比較の直近でみても分かるようにやはり米国以外が圧勝をしていました。なんとですがその差は10倍近くまで広がっていました。

この事実は個人投資家も知っておく必要があると思ったので共有をさせていただきました。ぜひこの機会にご自身の資産を分散することも検討してみてはいかがでしょうか。

では株価の次は組入れ銘柄とセクター比率も確認をしておきます。

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組入銘柄とセクター比率

■組入れ銘柄

VTIVTVXUS
銘柄比率銘柄比率銘柄比率
1NVIDIA6.62%NVIDIA4.14%Taiwan Semiconductor3.17 %
2Apple5.75%Apple3.50%ASML Holding1.33 %
3Microsoft4.80%Microsoft2.95%Samsung Electronics1.22 %
4Amazon3.45%Amazon2.12%Tencent Holdings1.12 %
5Alphabet Inc Class A2.95%Alphabet Inc Class A1.82%Alibaba Group Holding0.90 %
6Broadcom2.35%Alphabet Inc Class C1.48%SK hynix0.80 %
7Meta Platforms2.34%Meta Platforms1.45%Roche Holding0.76 %
8Alphabet Inc Class C2.33%Broadcom1.42%HSBC Holdings0.72 %
9Tesla1.82%Taiwan Semiconductor1.24%Novartis0.67 %
10Eli Lilly1.32%Tesla1.12%AstraZeneca0.66 %

3つのETFの銘柄比率からそれぞれの特徴を簡潔にまとめておきましたので参考までにご覧ください。

【VTI】
最大の銘柄:NVIDIA (6.62%)
上位の顔ぶれ:100% 米国企業
分散のイメージ:米国の上昇に賭ける

【VT】
最大の銘柄:NVIDIA (6.62%)
上位の顔ぶれ:100% 米国企業
分散のイメージ:米国の上昇に賭ける

【VXUS】
最大の銘柄:TSMC (3.17%)
上位の顔ぶれ:多国籍(台湾、欧州、韓国等)
分散のイメージ:米国以外の強みを拾う

VTIとVTはともに米国に依存した特徴があるようです。比較するとVXUSはその他の国への投資なので米国以外の全世界株といった認識でいいのかと思います。

ご自身の中でどう分散した資産配分をするかで3つのETFを検討するのは面白いのではないかと個人的には思っています。下記のセクター比率も確認しておいて現在の私の考えもお伝えしておこうと思います。

■セクター比率

VTIVTVXUS
順位セクター比率セクター比率セクター比率
1テクノロジー32.50%テクノロジー25.80%金融19.80%
2金融13.50%金融15.60%資本財14.10%
3ヘルスケア11.60%ヘルスケア10.70%テクノロジー12.80%
4一般消費財10.80%一般消費財10.50%ヘルスケア9.30%
5資本財9.20%資本財10.20%一般消費財8.80%
6通信サービス8.70%通信サービス7.30%生活必需品6.80%
7生活必需品4.30%生活必需品4.70%素材6.50%
8エネルギー3.70%エネルギー4.20%エネルギー5.30%
9公益事業2.20%素材3.90%通信サービス3.50%
10不動産2.10%不動産2.40%公益事業3.10%

3つのETFのセクター比率からそれぞれの特徴を簡潔にまとめておきましたので参考までにご覧ください。

【VTI】
投資対象:アメリカ100%
主な投資セクター:テクノロジー
おすすめな方:成長力とリターン重視!

【VT】
投資対象:全世界100%
主な投資セクター:テクノロジー・金融
おすすめな方:1本で完璧に分散したい!

【VXUS】
投資対象:米国以外100%
主な投資セクター:金融・資本財
おすすめな方:米国1極集中を避けたい!

個人的に米国への投資比率が高く、今後は米国一強の構図が少し変化していくと思っているので今年はより分散をしていくためにVXUSに注目をしながらポートフォリオの中身を検討していこうと考えています。

配当実績

VTIVTVXUS
年度年間配当(ドル)利回り(%)年間配当(ドル)利回り(%)年間配当(ドル)利回り(%)
2025年3.761.32.572.192.404.07
2024年3.671.542.292.231.983.42
2023年3.411.792.142.491.883.64
2022年3.181.321.901.761.602.52
2021年2.931.511.962.111.973.27
2020年2.771.71.541.91.292.31
2019年2.912.281.882.871.713.61
2018年2.611.91.662.231.502.64
2017年2.342.031.572.561.553.39
2016年2.222.121.462.531.342.98
平均2.981.751.902.291.723.19

3つのETFの配当実績からそれぞれの特徴を簡潔にまとめておきましたので参考までにご覧ください。

【VTI】
看板銘柄:NVIDIA, Apple NVIDIA,
利回り(平均):1.75%
配当の伸び:非常に高い(右肩上がり)
キャラクター:【成長の王者】

【VT】
看板銘柄:Apple, TSMC
利回り(平均):2.29%
配当の伸び:安定して成長
キャラクター:【安定の万能選手】

【VXUS】
看板銘柄:TSMC, ASML, Samsung
利回り(平均):3.19%
配当の伸び:利回り重視で高水準
キャラクター:【配当の専門家】

3つのETFの中ではVXUSが平均配当利回りが3%以上になるので一般的な高配当ETFになります。

個人的には配当は基本お小遣いとし使っているのでその分が増えるイメージでいます。ですが再投資をしながら資産拡大を狙っている方もいるかと思います。

それぞれのスタンスの違いだと思いますが、忘れないで欲しい点は「利回りが低い=悪い」ではないということ。VTIのように利回りが低く見えるのは、その企業が配当を出す代わりに、将来のために自分たちの会社へ再投資(研究開発など)をしているからです。

逆にVXUSの利回りが高いのは、成熟した大企業が多く、利益を株主にしっかり還元している証拠なんですよね。購入時はこの点も忘れずに検討をしておいてもらえるといいかなと思います。

まとめ:あなたにぴったりのETFはどれ?

ETF名こんな人におすすめ!ひとこと特徴
VTI (全米)成長力とリターンを最重視したい方NVIDIAやAppleなど、世界を変える米国スター企業に丸ごと投資できます 。
将来の大きな資産拡大(値上がり益)を狙う「成長の王者」です 。
VT (全世界)1本で世界中に完璧に分散したい方米国の勢いも取りつつ、台湾のTSMCなど世界の優良企業もカバー 。
リスクを抑えて着実に歩みたい「安定の万能選手」です 。
VXUS (米国除く)配当金(お小遣い)を重視したい方平均利回りが**3.19%と高く、米国株にはない高配当が魅力です 。
米国1極集中のリスクを避けたい方のための「配当の専門家」です 。

ここまでVTI・VT・VXUSの3つのETFを比較してきましたが、最後にそれぞれの特徴を「投資スタイル別」にまとめました。これまでの10年は米国一強の時代でしたが、現在は地政学リスクや米国の景気後退懸念もあり、「どこに資金を分散させるか」が投資スタンスを決める上で非常に重要になっています 。

最後にお伝えしたいのは「投資のモノサシ」みたいなもになればと思いますが・・・

例えば配当利回りが明らかに違うETFがあった場合もどちらが良い・悪いではなく、あなたの目的が「資産を大きくすること」なのか「今のお小遣いを増やすこと」なのかによって、最適な答えは変わります 。さらに直近1年の動きを見ると、米国以外(VXUS)が米国(VTI)をアウトパフォームしているという事実もありますした。

ですのでこの機会にご自身のポートフォリオを少し広げて「世界中へ分散投資」することを検討してみてはいかがでしょうか?

最後まで読んでいただきましてありがとうございました!

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プロフィール
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セカユタ

サラリーマンをしながら副業や投資をして資産形成中。
主に米国株を中心とした資産形成の基礎知識や市場の現状についてまた節約や副業についての情報も一部ですが発信しています。
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