【広瀬隆雄さん】2024年からはじまる新NISAで米国個別株を買う際のポイント3点【楽天証券 トウシル】

株式投資

2024年から現状のNISAが拡充してついに新NISAが始まりますよね。実際にスタート時期を調べてみると2024年1月(予定)となっていますので残り約3ヶ月でどのように活用するかもしくははじめるかを考えておく時期にきたのではないでしょうか。

2023年9月8日に広瀬隆雄さんが楽天証券のトウシルで「新NISAで米国個別株を買うポイント」という記事を出されていました。ポイントをまとめてくれていてとても参考になる内容でしたのでシェアさせていただきますね。

ということで今回は「広瀬氏の最新記事より新NISAで個別株を買う際の3つのポイント」についてです。

【この記事をみて分かること】
・新NISAの制度利点について
・【ポイント1】長期投資
・【ポイント2】ドルコスト平均法
・【ポイント3】分散
・ポートフォリオのイメージ

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ぜひ活用しておいて下さいね。

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新NISAの制度の利点を理解する

まずは新NISAについて制度の利点という観点で解説していきますが実際にどのような制度設計になっているかを表にまとめてみました。

新NISA現行NISA
一般NISAつみたてNISA
最大利用可能額1,800万600万800万
年間上限額360万120万40万
非課税期間無期限5年20年
実施機関恒久化(2024年から)2023年まで2042年まで

NISAの非課税について簡単に解説すると国民の資産形成を後押しする国の税制優遇制度で株式や投資信託などに投資して得られた利益には税金が約20%かかりますが、NISA口座を利用して得られた利益には税金がかからないものになります。

現行のNISAについては「一般NISA」と「つみたてNISA」の2種類があり、どちらか一方しか使えない制度になります。また一般NISAは最大600万(年間上限120万)でつみたてNISAは最大800万(年間上限40万)となっていています。

ですが2024年からはじまる新NISAは最大1,800万(年間上限360万)とかなり拡充し、非課税期間については一般NISAは5年でつみたてNISAは20年ですが新NISAは恒久化となります。

新NISAは国民が長期で資産形成を行うことを支援するために設けられた制度でおっとりとした、しかし根気強い、コツコツ投資を励行すればいちばん良い結果が出るように制度自体が設計されていると広瀬氏は仰っています。

そしてそれには三つの要素が前提として想定されていると言っています。

・長期にわたって継続すること
・相場が良い時も悪い時も粛々と買い足すこと
・分散を心がけること

新NISAであなたの資金を運用する際も、これら三つのポイントを踏まえた上で投資対象を選んでゆかねばと。では広瀬氏が考えているポイントを3つ解説していきますね。

【ポイント1】長期投資

NISAについては非課税制度のメリットをできるだけ長く享受できるように長期投資を念頭におくことが重要になります。

その点については長期にわたって継続してひとつの投資対象に投資するためには「いま流行の……」とか「このテーマが熱い!」というような切り口の銘柄は全てペケだということになり、いまならさしずめ人工知能(AI)が旬ですが、新NISAは10年、20年という単位で物事を考えないといけないのでAIが今後20年間相場のテーマの中心になる可能性は極めて低いと広瀬氏は言っています。

むしろ相場というものは大きな材料、素晴らしいストーリーほど最初にスパートして、一気呵成(かせい)の勢いで将来のアップサイドをいま全て織り込んでしまう……そういう性急さを持っていると。

一例としてラジオは1915年に考案され、1921年に人気がブレイクし、1950年ごろまでにほぼ全ての米国の家庭に普及しましたが代表的ラジオ株であるRCAの株価は1929年にピークを付け、そこから▲80%も暴落していたと。言い直せばラジオそのものは大成功を収めたけれどラジオ株が我が世の春を謳歌(おうか)したのは短期間だけだったので、このようなエキサイティングなストーリーはハッキリ言って新NISAには向かないと仰っています。

市場のトレンドを知っておくことは大切ですが新NISAが長期で考える資産形成になりますので長期投資を行ううえで知っておくべき投資法について広瀬氏が言及されていましたので次章で解説してきますね。

ちなみに長期投資を考える中でどんな銘柄を選ぼうかを悩むのではないでしょうか。そんな方はぜひこちらを活用してみて下さいね。

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【ポイント2】ドルコスト平均法

相場が良い時も悪い時も粛々と買い足すことを投資の用語ではドルコスト平均法と言って市場環境が悪い時は誰も気が引けるわけですけれど、そういう時こそ安い値段で仕込める局面でもあるわけで、我慢して買い足せば後で振り返ったとき(あのときの買いが平均買いコストを下げるのに役立った)ということが多いと広瀬氏は言っています。

もう少し具体的に解説すると購入金額を一定に保つことで、以下の効果が得られます。

・価格が低いとき、購入量(口数)が増加
・価格が高いとき、購入量(口数)は減少

一方で価格に関係なく常に一定の量(口数)を購入していくと毎回違った金額での購入となるのでドル・コスト平均法による購入方法は全体の平均購入単価を平準化させる効果があり、長期的な資産形成に有効な方法のひとつになります。

また広瀬氏はこのようなガッツの買い足しができるためには、そもそも相場や経済が悪い時にバラバラに分解してしまうような企業ではダメなわけで、全天候型のブルーチップ(優良株)であり、不況でもびくともしない会社である必要があると仰っています。

この点については後述しますが広瀬氏があくまで参考として個別銘柄をあげていましたので最後まで読んでみて下さいね。

【ポイント3】分散

広瀬氏はどんなに良い投資対象でも相場は移り気なので、たまたま投資家の注目がそれて人気の圏外に放置されるというようなことは相場の世界ではしょっちゅうあります。良い会社なのにぜんぜん脚光を浴びないことほどイライラさせられることはないと言っています。

ですが循環物色は相場のごく自然な特徴なのでこればっかりはかんしゃくを起してもどうにもならないので日頃から分散投資に心がけ、幅広い銘柄やセクターに網を張ることで自分だけ取り残されるリスクをある程度軽減する必要だと仰っています。

例えば1つの銘柄に株価上昇が期待できるからといって集中的にベットをすると万が一株価が暴落した場合には資産が大きく目減りしてしまいますよね。ですのでいくつかの銘柄を保有してさらに違うセクターの企業を選ぶというイメージをいっているのではないでしょうか。

実際に分散をするうえでどのような銘柄でポートフォリオを組むといいのかを参考までに広瀬氏があげてくれましので現在のチャートもみながら次章で解説をしていきますね。

【参考】ポートフォリオのイメージ

広瀬氏はこのように説明してきても、皆さんはなかなか具体的なイメージが湧きにくいので具体例で示した方が腑に落ちるからあえて銘柄を示しすると言っていました。これらは推奨ということではなくて考え方を体得するための事例だと思ってくださいと仰っています。

2023年9月17日現在でチャートはYahooFinanceから株価などはブルームバーグより抜粋しています。
上記をご理解いただいたうえでで確認をしておいて下さい。

■ペプシコ(ティッカーシンボル:PEP)

株価:179.84ドル
直近配当利回り:2.81%

【トータルリターン】
年初来:−0.45%
1年:10.63%

【セクター】
生活必需品

ポテトチップスや清涼飲料の会社でこれらの商品は景気が良かろうが悪かろうが安定的に消費されることが知られています。景気後退局面に強いのでディフェンシブ(防衛的)銘柄という風に呼ばれることもあります。

長期で見た場合、スナック類は食品市場全体より早いスピードで成長してきましたが流行にも余り関係ないとのこと。

■ファイザー(ティッカーシンボル:PFE)

株価:34.07ドル
直近配当利回り:4.82%

【トータルリターン】
年初来:-33.51%
1年:-22.97%

【セクター】
ヘルスケア

大手製薬会社で新型コロナがまん延した時、同社のワクチンが世界を救ったことは記憶に新しいですが、いまはそれが終息し、ふたたび退屈な銘柄に戻っています。財務的にはとてもしっかりしているとのこと。

■プロクター&ギャンブル(ティッカーシンボル:PG)

株価:153.47ドル
直近配当利回り:2.45%

【トータルリターン】
年初来:1.26%
1年:13.91%

【セクター】
生活必需品

洗剤、食器洗い洗剤、紙おむつ、生理用品、トイレットペーパー、歯磨き粉、のどあめ、ビューティー、スキンケア製品を作っています。手堅い経営で知られた企業で、派手さは無いですが、安心して見ていられる企業です。

■ウォルマート(ティッカーシンボル:WMT)

株価:164.64ドル
直近配当利回り:1.38%

【トータルリターン】
年初来:16.12%
1年:25.51%

【セクター】
生活必需品

大手ディスカウントストアでバリューを強調した品ぞろえとなっています。食品の販売でも大きな存在感があります。財務的には極めて保守的な会社として知られているとのこと。

■ビザ(ティッカーシンボル:V)

株価:241.07ドル
直近配当利回り:0.75%

【トータルリターン】
年初来:16.03%
1年:25.73%

【セクター】
情報技術

クレジットカードの情報インフラを銀行や商店、企業に提供している会社で消費者におカネを貸すことはやっておらず、あくまでも情報処理を担当する会社です。

クレジットカード市場は大手数社の寡占となっており、「カードがどこでも使える」ことが消費者にとって重要なことなのでスケール・メリットを享受しやすいビジネスとのこと。

新NISAで個別株を買うポイントは長期・分散した投資戦力

今回はトウシルより広瀬氏の記事で「新NISAで米国個別株を買うポイント」の内容を解説してきました。

【ポイント】
①長期投資
②ドルコスト平均法
③分散投資

来年からはじまる新NISAに備えて、いまは金融機関選びに集中すべき時。新NISAは国民の長期での資産形成を支援する制度なので、おのずと制度設計も上記3点をポイントを念頭に最適化されているとのこと。

したがって我々が新NISAで運用する際も、この制度の良い点を最大限に引き出すような投資の仕方をすべきだと広瀬氏は仰っています。

2024年を迎えるにあたりあらためてですが投資戦略を練り直してみるといい時期なのではないでしょうか。

最後まで読んでいただきましてありがとうございました!

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主に米国株を中心とした資産形成の基礎知識や市場の現状についてまた節約や副業についての情報も一部ですが発信しています。
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