2023年2月24日にトウシルで広瀬孝雄さんの新しい記事が出ていました。
今回の内容は需要が回復してきた好調な業界としてホテル・航空関連の近況について。
各国が入国制限を緩和してきている中で回復するというストーリーは確かに予想しやすいですよね。
またホテル・航空関連業界は中国のゼロコロナが終わることも回復の大きな要因になりえます。

ということで今回は「需要が回復しているホテル・航空関連業界について」です。
おすすめされている個別銘柄を株価チャートみながら紹介していくのでぜひ参考にしてみて下さいね。
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ではホテル・航空業界の展望についてから解説していきます。
ホテル・航空業界の展望

世界をみてもマスクをしているのは日本人だけだとニュースになったりと世界的には旅行・観光などの制限が緩和される流れになっていますよね。
広瀬さんも上記のような背景からか「2年にわたり苦しい状況に追い込まれていたホテル航空関連業界が息を吹き返しています。」と仰っています。

ちなみに上記のグラフは国連世界観光機関(UNWTO)がまとめた海外旅行客到着数です。
実際にグラフをみると2020年の4月ごろに-100に届くほどの下げでした。
回復して直近では-20付近まできていますね。
広瀬さんはこのデータから「今後中国からの旅行客が増えると思うので2019年につけた過去最高記録の更新は時間の問題」とも仰っています。
さらに驚きはこのデータは中国がゼロコロナ政策をやめると宣言する前の資料になる点です。
今後の回復傾向がさらに加速することが予測できますよね。
もう1点ですが地域別の海外旅行回復状況について次のグラフも載っていました。

米国と中国にはそれぞれ大きな国内旅行市場があります。
しかしこの統計は国外旅行を対象としているため国内旅行の数字は捕捉されていないとのこと。
また欧州は国土の狭い国が多い関係で国境を越えた場合は欧州域内であっても海外旅行とカウントしています。
ですので需要回復は欧州がとりわけ顕著で、米州は専ら国内市場の回復に現在は依存しているとのこと。
ちなみに日本と中国は世界で最後までマスクを着用していることからもわかるように慎重な国民が多いと仰っていますね。
いずれにせよ世界の全部の旅行市場が動き出すのは時間の問題であり業界の展望は明るいですとのことでした。
上記の内容から分かるようにこれからホテル・航空業界の回復が加速する可能性を示唆していますよね。
その点から今回は業界ごとに広瀬さんが紹介された銘柄についてみていこうと思います。
ホテル業界の注目銘柄

マリオット・インターナショナル(ティッカーシンボル:MAR)
ホテルでは最大手級のマリオット・インターナショナルがとりわけしっかり経営されていると思いますと広瀬さんは仰っています。
実際に調べてみると世界139の国と地域に30のブランド、8,000を超えるホテル・リゾートを展開していました。
有名なブランドとしてはリッツカールトン、ブルガリ、JWマリオット、ウェスティン、シェラトンなど。
最近、旅行者の嗜好は細分化されてきており自分のライフスタイルにピッタリ合致したホテルを選ぶ消費者が増えているそうです。
その点ではマリオットは十分バラエティーに富んだブランドを取りそ揃えられていますよね。
ですがブランドが増えると個々のブランドのネットワーク効果が薄れ集客や得意客のリピート利用が弱くなってしまうリスクが生じます。
そこで「マリオット・ボンヴォイ」と銘打ったポイント・プログラムを全部のブランドにあてはめることでスケールメリットを出しています。
ちなみにマリオット・ボンヴォイはグループホテルで普通に宿泊する場合より安価な料金での提供や会員ランクに応じた特典を受けられるポイント制度。
固定客の囲い込みをしっかり出来ている仕組みは今後も売上・利益増が見込んでいけると想像しやすいと考えられます。

株価をみていくと2023年1月20日付近でゴールデンクロスを完成。
ちなみにゴールデンクロスは長期の移動平均線を、短期の移動平均線が下から上に突き抜けたとき(交差したとき)を指します。
これから相場が上昇傾向になるかもしれないという買いサインと言われています。
また2022年12月28日から2023年2月14日までかなりのスピードで上昇してきています。
このような点からも広瀬さんが一番にマリオット・インターナショナルを取り上げているのはこのような期待感からなのではと。
株価もみてもとても好調ではありますのでぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
ヒルトン・ワールドワイド・ホールディングス(ティッカーシンボル:HLT)
続いてはヒルトン・ワールドワイド・ホールディングス。
こちらも良く経営されていると広瀬さんは仰っています。
ですが同社はウォルドーフ・アストリア、LXR、コンラッドなどの高級ブランドを展開していますがラグジュアリー部門はやや他社より見劣りするとも。
マリオット・インターナショナルに比べると少し期待感が薄いのかと感じられます。

とはいえ株価をみていくとこちらも2022年12月20付近でゴールデンクロスを完成。
株価も好調で2023年1月11日には50日移動平均線をブレイクアウトしてからさらに上で推移しています。
次は2022年4月の最値166ドル付近を越えられるかに期待といったところ。
上記の状況からまだ検討の余地はかなりあるかもですね。
ハイアット・ホテルズ(ティッカーシンボル:H)
ハイアット・ホテルズはビジネス・エグゼクティブに人気の高いホテルだと仰っています。
ちなみに2020年以降は感染症の影響から出張のあり方が少し変わってきています。
より多くの顧客が仕事と休暇を組み合わせて今までより長期で滞在するパターンが増えてきていると広瀬さんは仰っています。
ハイアットは端正なホテルですがレジャーを兼ねた出張ではやや面白味に欠けると感じる常連客が増えることが懸念されているとのこと。

株価をみていくとかなり好調に推移していました。
お決まりのように2022年11月20日付近でゴールデンクロスを完成。
ちなみに2022年12月の高値も大きく越えている展開です。
また2023年1月6日に50日移動平均線を越えてからさらに上昇ペースを加速しています。
マリオット・インターナショナルについでの期待感といったところではないでしょうか。
ということでここまでホテル関連銘柄3つをみてきましたがどれも確かに株価が好調に推移しているのが分かりましたよね。
さらに伸びる可能性はありますのでぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
では続いて次章では航空業界銘柄のご紹介です。
航空業界の注目銘柄

デルタ・エア・ラインズ(ティッカーシンボル:DAL)
航空会社ではデルタ・エア・ラインズが消費者から一番評判が良いとのこと。
同社はアトランタ国際空港をハブとしています。
ちなみにハブとは各地からの航空路線が集中していて乗客や貨物を目的地となる他の空港に中継する機能を備えた地域拠点となる空港です。
また財務的に保守的な経営をすることで知られていますと仰っています。

株価をみていくとホテル銘柄同様に1月10日付近でゴールデンクロスを完成。
2022年2月上旬まで大きな上昇をしてきましたが少し減速といったところですよね。
ですが入国制限の緩和などからさらなる上昇が期待できそうですよね。
ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングス(ティッカーシンボル:UAL)
その他では太平洋路線に強いユナイテッド・エアラインズ・ホールディングスがいよいよ極東市場の復活で恩恵をこうむることが予想されますと仰っています。

株価をみていくとこちらも同様に12月10日付近でゴールデンクロスを完成。
2023年1月3日からの急上昇から1月12日以降はボックスを形成しています。
このように上昇後にボックス形成しているチャートはとてもいいサインと言われています。
デルタと同様ですが入国制限の緩和はいいストーリーになりそうですね。
上記までが広瀬さんが紹介されていた銘柄です。
また個人的にですがボーイング(ティッカーシンボル:BA)を2022年11月に購入していますが現状で+15.4%となっています。
ちなみに現在のチャートは下記になります。

こちらも2022年12月10日付近でゴールデンクロスを完成。
さらに2022年10月より1月まで一気に上昇。
今はボックスを形成している最中になりますね。
このようにチャートをみて分かるのは今日上がっている銘柄はとても順調に推移しているということですよね。
もちろん投資に絶対はありませんがストーリーとして考えても今後が期待できるなと感じています。
ホテル・航空関連株の回復

今回は広瀬孝雄さんの記事より回復しているホテル・航空業界の背景と銘柄紹介についてでした。
広瀬さんからの話にありましたが記事にも載せたデータは中国のゼロコロナ政策の解除前のものなのでさらなる回復と上昇を期待できるのではないでしょうか。
また実際にESTAのHPに「【2023年2月2日更新】アメリカ政府が入国制限を緩和 2022年6月12日より陰性証明書の提示義務が不要に」という内容の案内が出ていました。
また日本でも2月現在で確認すると水際対策は3回以上のワクチン接種完了を条件に大きく緩和されきています。
このように各国が入国制限を緩和していることにより紹介されていたホテル・航空関連の業界が回復もしくは上昇というシナリオが予想できますよね。
ストーリーとしても分かりやすいため、同業界で銘柄選定を検討してみてはいかがでしょうか。
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