【坂本 慎太郎(Bコミ)】「はじめての資産運用」レビュー【投資の実践知識学べました】

株式投資

いきなりですがお金は人生の選択枠を広げてくれる大切なツールだと思いませんか?

・やりたいことのための学校にいく
・経験をふやすための留学や旅行
・自分のやりたいことをするための独立資金

このように人生の選択をする際にお金は必ず必要になりますよね。
ですが大切であるにも関わらずこのお金というツールについて学校では学んでこなかったのも事実です。

だからこそ投資をはじめる基礎知識がとても重要だと考えています。
さらに投資を実践する知識が必要になりますよね。

ということで今回は「はじめての資産運用を読んで学ぶ投資実践知識」についてです。

投資初心者にとってとても重要になる実践方法の学びをまとめましたので最後まで読んでみて下さいね。

坂本 慎太郎(Bコミ)さんはどんな方か

まずは坂本慎太郎さんがどのような方かをご説明しますね。

証券会社で株ディーラー5年半とかんぽ生命保険にて株式と債券のファンドマネジャー、ストラテジストを7年間経験し独立されています。

現在は個人投資家ではありますが雑誌や書籍への執筆からラジオやテレビへの出演中。
証券会社のセミナー講師などメデイアで活躍中の方になります。

具体的には「投資の達人になる投資講座」や「マネーアカデミー」などの投資スクールでも講師を務められています。

またマネックス証券や岡三オンライン証券といった大手証券会社のYoutube番組にも出演をされているのでとても経験豊富な方です。

さらに「こころトレード研究所」の所長を務められていて株式以外にも債券、不動産、太陽光発電所等のいろんなジャンルへの投資も行っている知見の幅も広い方になります。

今回は坂本 慎太郎(Bコミ)さんの「はじめての資産運用」を読んで学べた投資の実践知識をまとめました。

今なら無料でPDFと書籍の両方をもらえます。
申し込みURLもお伝えしていますのでぜひ最後まで読んでみて下さい。

それでは実践法の解説をしていきますね。

投資が必要になる要因

前回の記事で詳細をまとめたのですが「老後2000万円問題」をご存知でしょうか。
金融庁が2019年6月に提出した「金融会議 市場ワーキング・グループ報告書」が発端になった話です。

さらに厚生労働省の資料から平均寿命は2017年時点では男性が81.1歳で女性が87.3歳になっていました。

1947年時点から20歳以上伸びてきています。
また世帯モデルケースは年金受給額が合算して21万、支出が26万。

65歳から20年(夫85歳 妻80歳)
⇒必要取り崩し額 約1300万円

65歳から30年(夫95歳 妻90歳)
⇒必要取り崩し額 約2000万円

この点から定年までに1300万〜2000万円の資産形成が重要になることが分かります。

さらにメガバンクで預金運用してもこの金額を作るのはとても大変です。
なので今後は投資の重要性が高まるのは必然ではないでしょうか。

ゆっくりと資産を増やす

本の中では「老後2000万円問題」を考慮して資産目標を2000万円としています。
あくまで老後の資産として2000万円目標にしているためまだ時間があることがメリットになります。

例えば65歳までの具体的な期間は・・・

30歳の場合 ⇒ 35年
40歳の場合 ⇒ 25年
50歳の場合 ⇒ 15年

これだけ長い期間にコツコツと積立て投資ができます。
例えば1年後に2000万を貯蓄するには毎月167万が必要になります。

あまりにも現実的ではないですよね。

また投資で増やすとして仮に100万円を元本にした場合でも週に10%のリターンが必要です。
1週目で10万の利益が必要になります。

著者は絶対に無理ではないですが運に恵まれるなど達成はかなり難しいと言っています。
そのため損失リスクを下げつつ、ゆっくりと増やす手法を取ることが重要ですよね。

具体的な増やし方

①年利2%を最低目標にドルコスト平均方で積立て、福利で増やす
②インカムゲインを狙える商品だけに絞る
③ポートフォリオを組む

重要なポイントとして上記の3点が記載されていました。
とても重要な点になりますのでそれぞれの詳細を説明していきますね。

年利2%を目標にドルコスト平均法で積立て、福利で増やす

✓複利について

長期投資ができる場合は資産を積立てて「複利」の力で効率よく増やせると言っています。

「年に2%の利回り」とは100万の元本が1年後に102万になります。
次年度には100万ではなくて102万に対して2%が上積みできます。

ただ2万円を積立てではないので毎年基準になる額が増えた状態になることが分かりますよね。
一見は小さな額に感じるかもしれませんが期間が長ければ長いほどこの「複利」がきくようになります。

✓ドルコスト平均法を使う

別名として「定期購入法」と言って均等な額に分割して定期的に投資をする方法です。
毎月決められた日に同じ商品に同じ金額を積立て投資するイメージです。

・毎月の購入できる上限が決まっている
・株価が下落すると多く購入が可能
・株価が上がると少なく購入

時期分散して購入することで「平均購入単価」を引き下げられる効果があると覚えておいて下さい。
時間分散になるため一括購入に比べて値下がりに強いのが特徴です。

シュミレーション結果

本の中では楽天証券の投資シュミレーションのデータをもとに話がされています。

楽天証券の積立かんたんシミュレーションはこちらから

・30歳の場合で65歳までの35年間
・積立て額は毎月3.3万円
・年利2%
⇒ 運用益:617万

・40歳の場合で65歳までの25年間
・積立て額は毎月5.1万円
・年利2%
⇒ 運用益:457万

・50歳の場合で65歳までの15年間
・積立て額は毎月9.5万円
・年利2%
⇒ 運用益:283万

それぞれのケースでは総資産はほぼ同様ですが期間が長いほど運用益が増えていることが分かります。はじめた時期が早いほど複利のメリットを受けることができると著者は言っています。

また毎月の積立て額もかなり現実的になっている点もポイントになりますよね。

✓ポートフォリオを組む

この点ではポイントになるのは分散効果の考え方です。

特定の銘柄(国内の高配当株など)に絞っていくつかの銘柄に投資した場合でも相場全体が下がると個別銘柄も連動してしまう可能性があります。
だからこそ株式だけにこだわらずに債券やETFなども複数の商品を組み合わせるポートフォリポが必要になりますよね。

これが「分散効果」です。

著者も資産が大きく目減りする局面で分散効果のおかげで救われたと言っています。

また資産分散をしているポートフォリオは仮に国内株式で損失が出ても海外株式で利益が出ることも多く「資産全体をみてトータルで勝つ」という意識に変わります。

ちなもにポートフォリオをより理解されたい方はこちらの記事(【投資初心者にも必要】ポートフォリオをわかりやすく解説【作成アプリも紹介】)もあわせて読んでみて下さい。

インカムゲインを狙える商品だけに絞る

次は投資する商品を選ぶ際のポイントになります。
投資には2つの利益を出す方法があります。

・キャピタルゲイン
  ⇒価格差によって得られる利益

例:1000円で買った株が2000円に値上がり
  =差額の1000円分がキャピタルゲイン

・インカムゲイン
  ⇒企業が株主に出す配当金や株主優待

例:1000株を保有して1株あたり5円の配当が発生
  =5000円分がインカムゲイン

資産運用ではキャピタルゲインを狙う方法が話されるケースが多いそうです。
ですが本書ではインカムゲインを中心にした運用で、キャピタルゲインは「オマケ」と考えてほしいとも言っています。

また利回り2%で長期投資の場合は過度な利益追求は必要がなく、数十倍になる可能性はあるがその分でリスクもあると注意点を伝えています。

理由には多くの機関投資家のような投資のプロでさえ年数%を出すのに苦労しているからとのこと。
要はリターンを追いすぎると大きなリスクがるあることは理解が必要ということではないでしょうか。

適正なリスクを取りながら着実に資産を増やすことが大切だと分かりますね。

利回り目標を5%とする

最低2%を確保しつつ、年利5%を目標としてインカムゲインを狙える商品を組み合わせながら資産運用を行う

「長期の積立て投資×年利2%」という条件はハードルが高くないと著者は言っています。

2%はあくまで最低条件であり、5%を目標に設定しようとのこと。
また多くの方がご存知のKDDI(9433)は2020年12月時点で1株あたり120円の配当を出していて年利が4%です。

少額投資であれば飲食系や化粧品などの株主優待だけで5%の利回りを得ることもできます。
上記が著者が伝えたい本書の根幹だと言っています。

資産を分散して「トータルで勝つ」

インカムゲインを狙える商品を組み合わせるとお伝えしましたがとはいえ価格変動は注意が必要だとも言っています。
例えば日本たばこ産業(2914)以下はJTの配当利回りの推移ですが2019年12月期まで16期連続で増配してきました。

2018年時点は5%で、その後も高い時は8%の利回りがありました。

インカムゲイン狙いなので高配当で優秀な株であるのは事実ですが問題は株価にあると言っています。

日足チャートを見ていくと株価が下がったことで相対的に利回りが上がっています。
JTを1択で投資をすると例えば利回りは5%だとしても、一方で資産自体は目減りしているという事実もあるとのこと。

だからこそ「複数商品の組み合わせ」が必要になると言っています。

投資の実践知識のおさらい

まずは「老後2000万円問題」をもとに目標を立てました。

例えば65歳までの具体的な期間は・・・
30歳の場合 ⇒ 35年
40歳の場合 ⇒ 25年
50歳の場合 ⇒ 15年

上記のように老後の資産として2000万円を目標にしているためまだ時間があることがメリットになります。

さらに具体的な増やし方として・・・

①年利2%を目標にドルコスト平均方で積立て、福利で増やす
②インカムゲインを狙える商品だけに絞る
③ポートフォリオを組む

実際のシュミレーションからも年利2%という比較的に再現可能な方法があげられていました。

・30歳の場合で65歳までの35年間
・積立て額は毎月3.3万円
・年利2%
⇒ 総資産:2005万 運用益:619万

・40歳の場合で65歳までの25年間
・積立て額は毎月5.1万円
・年利2%
⇒ 総資産:1983万 運用益:453万

・50歳の場合で65歳までの15年間
・積立て額は毎月9.5万円
・年利2%
⇒ 総資産:1992万 運用益:282万

このように期間が長いほど運用益を増やすことが可能です。
1日でも早く投資をスタートできると「複利」がきくことで有利になることが分かりました。

そしてポイントとしてはインカムゲインを狙う投資方法です。
さらに分散効果をきかせるためポートフォリオが重要になるとも言っています。

また今回は本の中でも実践知識として必要なポイントだけをまとめました。

基礎知識もこちらの記事(【坂本 慎太郎(Bコミ)】「はじめての資産運用」を読んで学べる投資の基礎知識)でまとめてあります。

より全体的に投資の知識をつけれるのでぜひあわせて読んみて下さい。

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セカユタ

サラリーマンをしながら副業や投資をして資産形成中。
主に米国株を中心とした資産形成の基礎知識や市場の現状についてまた節約や副業についての情報も一部ですが発信しています。
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