【バフェット太郎さんも解説】米銀3行の破綻からみる利上げ打ち止めについて【強気相場入りが近い】

株式投資

SVB(シリコンバレーバンク)の破綻についてでかなり取り上げられていますよね。
リーマンショック再来とも言われています。

これはディスインフレを行うためにFRBが急速に利上げをした影響が顕著に出はじめている証拠ではないでしょうか。

ではなぜ利上げによってSVBが破綻したのか。

またこのことから今後の利上げが打ち止めに向かうのかについてバフェット太郎さんがわかりやすく動画にされていました。

ということで今回は「米銀3行の破綻からみる利上げ打ち止め」についてです。

ちなみに利上げ打ち止めは株高が期待できますよね。
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利上げ打ち止めの予測と次の相場がどうなっていくかが理解できますのでぜひ最後まで読んでみて下さいね。

SVBの破綻について

まずはSVBが破綻した経緯についてです。

SVBファイナンシャル・グループ傘下のSVBは3月8日に保有する米国債などの売却可能なすべての有価証券を売却したことにより18億ドルもの巨額損失を計上をしました。

これは2021年3月以降からFRBが急激なペースで政策金利を引き上げたことによりSVBの有力な融資先である新興テック企業の資金繰りが悪化して預金を引き出しはじめたことが原因になります。

SVBは預金の引き出しに対応するため本来は売る予定がなかった米国債を損切りせざる得なかったということ。

また3月8日に18億ドルもの巨額損失を計上したあとにSVBファイナンシャル・グループは22億5000万ドルの増資計画を発表。
このことが投資家の不信感となり9日にはSVBの株価は−60%の大暴落に繋がりそれが原因で増資計画が失敗しました。

さらに3月9日には420億ドルが引き出されたんですが9億5800万ドルが不足して3月10日に経営破綻した流れになります。

振り返ると新興テック企業が慌てて預金を引き出さなければSVBの経営破綻はなかったかもしれません。
ですが新興テック企業は資金繰りが悪化していたため現金を引き出すしか道がありませんでした。

さらに背景として株主であるベンチャーキャピタルが投資先の企業にSVBから預金引き出しを指示したことで引き出さざる得なかったということです。

ここでバフェット太郎さんがSVBの失敗として10年経たないと償還されない長期債ではなくて短期債で運用していれば資金が底をつくことがなかったのではと言っていました。

つまりSVBの破綻は新興テック企業ばかりに融資をしていたことと償還年限が長い長期債ばかりを運用していたことが原因でした。

ではSVBに預金をしていたお金はどうなるかについて次章で解説をしていきますね。

救済措置について

破綻後の預金のゆくえについては知識としても知っておきたいポイントかと思います。
ですのでこの章で解説していきます。

まずSVBの破綻をうけて3月10日にFRBは米銀各行に対して資金繰りの緊急調査を依頼。
また3月11日〜12日にFDIC(連邦預金保険公社)がSVBの資産売却に向けて競争入札を発表しています。

入札の有力候補にはUS BancorpやTruist Financial Corpなどがあげられています。

また預金保険で保護されるのは25万ドルまでとされていますが米規制当局は3月13日イエレン財務長官・パウエルFRB議長・グルーエンバーグFDIC総裁の共同声明全で預金者の全ての資金を保護すると発表。

そのために取り付け騒ぎのようなパニックは起こらず新興テック企業で給与遅延や資金繰り悪化やリストラさらには経営破綻のように連鎖が起きることはなかったとのこと。

ですがこれは預金者を保護するだけでSVBを保護するわけではないようです。
これが何を意味するかというと株主が保護されなかったということが分かります。

ちなみに2008年の金融危機ではベイルアウト(公的資金の注入による救済)で納税者の税金で投資家や金融機関が救済されましたが今回は計画していないようです。

この点は私たち投資家は覚えておくべき内容ではないでしょうか。

ここまでSVBの破綻の原因について解説をしてきました。
また要因として新興テック企業の資金繰りが厳しい側面がありましたがこれも利上げの影響がないわけではありません。

そういったことからも政府やFRBが動いているのだと予想できますよね。
このような利上げの影響はその他一部の銀行でも起きています。

その中でシグネチャー・バンクの話にも触れていましたので次章で解説していきますね。

シグネチャー・バンクも破綻

前章ではSVBが破綻した原因について解説してきました。

一連の騒動がある中でニューヨーク州が地盤のシグネチャー・バンクも破綻。
資産規模は2022年末時点では約1100億ドル預金は約800億ドルで全米29位の規模です。

シグネチャー・バンクは先日に経営破綻したシルバーゲートと同様に仮想通貨関連企業との取引が多かったことから信用不安の高まりによって預金流出が加速していたそうです。

そしてシグネチャー・バンクもFDICの管理化に置かれて預金は全て保護されますから信用不安が全米に波及するといった心配はないとバフェット太郎さんは動画で言っていました。

ではこの利上げの影響で米銀3行が破綻したことで今後の利上げ打ち止めについても気になるのではないでしょうか。

次章で解説していきますね。

利上げ打ち止めについて

このように地銀の破綻がおきている中でインフレの状況はどうなっているについて動画でお話していましたので解説していきます。

バフェット太郎さんはインフレが一段と減速する可能性が高いことも利上げ打ち止めが近いことを示唆していると仰っています。

例えば3月14日に米労働省は2月のCPI(消費者物価指数)をは公表。
前年同月比上昇率は+6.0%と1月の+6.4%から低下して2021年9月以来の水準となりました。

Investing.com

とりわけ昨年はガゾリン価格が高騰して高インフレの原因になっていましたが今年はガゾリン価格は下落しています。
ですのでインフレ沈静化に寄与する公算が大きいとのこと。

つまりは金融市場が限界を迎えている中でインフレ沈静化を向かっているのでこれ以上の金融引き締めの警戒は必要ないとのこと。
となると引き締め圧力が和らぐとの見方から株式市場は追い風になると仰っています。

バフェット太郎の投資チャンネル  引用

ちなみに上の画像は1987年から1993年末までのS&P500に政策金利を重ね合わせたものです。

内容を説明すると・・・
緑の矢印は利上げの打ち止め時期
オレンジの矢印は利下げの開始時期
グレーの網掛けは景気後退局面

利上げ打ち止め(緑の矢印)の直前から株価が急騰していて利下げ以降も株価は順調に上昇していたことが分かります。

つまり利上げの打ち止めと同時に株式市場は大きく上昇していたということです。

バフェット太郎の投資チャンネル  引用

さらに直近の利上げサイクルを振り返ると2018年12月を最後に利上げが打ち止めになり当時は今と同じようにFRBの金融引き締めと長期金利の急騰が相場の上値を抑えつけていました。

ですが2018年12月のFOMCで利上げの打ち止めがあってから2020年3月のコロナ禍まで1年以上に渡って強気相場が続いていますよね。

このように利上げ打ち止めが株価に大きく影響することが分かったのではないでしょうか。

また動画の中ではなかった話ですが実は量的引き締め(QT)ではなく、量的緩和(QE)が行われているのをご存知でしょうか。
これは米国が地銀の預金を買い支えるためにFRBがバランスシートはこの1週間ほどで約3000億ドル増加したんです。

CME FedWatch ツール

またFFレート予想をみても現段階での市場参加者の予想は3月22日には0.25bpの利上げを予想しています。
さらによく見ると5月も横ばいとなりその後は利下げが開始されるのではと予想しているんです。

利上げによる米銀の破綻やインフレ指標が鈍化しているので利下げが間近だと考えられるのではないでしょうか。

さらには過去の経験から利下げ開始は株価上昇に起因していますよね。
投資家にとってはとても期待ができる情報なのではないでしょうか。

ちなみに強気相場に向けて上昇銘柄を選定する方法は「投資の達人になる投資講座 」がおすすめ。
株価上昇にしっかりと備えておきましょう。

強気相場へ

今回はまず米国3行の破綻の経緯について解説をしてきました。
特にSVBについては新興テック企業のみへの融資をしていたことや短期債ではなく長期債での資産運用をしていたことが原因となり破綻になったことが分かりました。

またその背景には急速な利上げが原因となって資金繰りが苦しい新興テック企業が急いで預金を引き出したこともあります。

このように利上げの影響が確実に出始めてきているのが分かりますよね。

さらにインフレ沈静化も指標からも明らかになってきていることから利上げの打ち止めが近いことが理解できます。

このように「利上げの打ち止め」が株式市場に追い風が吹くことになりますから足元の弱気相場は絶好の買い場を意味しているとバフェット太郎さんも仰っています。

これから来る可能性がある強気相場に向けてどのように準備をされるか今一度検討してみてはいかがでしょうか。

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