先週のニュースといえば米地銀3行の相次ぐ破綻。
理由としてシリコンバレーバンク、シグネチャー・バンク、シルバーゲートのような新興テック企業や仮想通貨関連企業のみへ融資をしていたことが主な原因でした。
さらに米地銀3行が相次いで破綻したことで3月FOMCで利上げが打ち止めになるのではとの声があがってきましたよね。
広瀬孝雄さんがSBI証券より出した最新記事「米地銀三行が相次いで破綻 利上げ打ち止めが近い」を読むとではリセッションが近いことが分かりました。
ということで今回は「リセッションが到来してくる可能と不況時に強い銘柄」についてです。
この記事ではウルフ・リサーチが出しているリセッション時にアウトパフォームする10銘柄もチャートを載せてご紹介します。
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リセッションが近いこの時期に購入検討する銘柄の参考になりますのでぜひ最後まで読んでみて下さい。
米地銀3行の破綻
おさらいにはなりますがシリコンバレーバンク、シグネチャー・バンク、シルバーゲートの米銀3行が相次いで破綻しました。
いずれも小さい規模の銀行だと。
またこれらの銀行は暗号通貨に手を出すシリコンバレーのスタートアップ企業に無謀な融資を行っていたからと仰っていました。
日頃から派手な立ち回りが目立っていたとも言っています。
経営危機が伝えられると杜撰な経営内容を知っている得意先企業ほど我先に預金を引き出し、それが引き金となって破綻しました。
これはスタートアップ企業は資金繰りに苦労してたことと株主であるベンチャーキャピタルが投資先の企業に預金を引き出すように指示があったことでそうせざる得なかったんからです。
ですが米国の地銀がどこも同じように経営されているわけではないと。
従って取り付け騒ぎがどんどん広がる危険は無いと思うと広瀬さんは言っています。
またこの記事(【バフェット太郎さんも解説】米銀3行の破綻からみる利上げ打ち止めについて【強気相場入りが近い】)で破綻した原因をより詳しく解説しています。
あわせて読んでみて下さいね。
ではこの破綻からFRBは利上げをどうしていくか・・・
広瀬さんのご意見を確認していきますね。
利上げ打ち止めが見えてきた
先週と今週では世界はガラッと変わったと広瀬さんは言います。
なぜなら一週間に地銀が3行も逝ったわけですから米国連邦準備制度理事会(FRB)は何もなかったというような素振りは見せられないからです。
庶民は(必要ならば生活防衛のために預金をすぐ降ろさねば)とソワソワしています。
こういう風に預金がぐらつきはじめると銀行は安心して融資や投資業務が出来なくなります。
ちなみに預金保険で保護されるのは25万ドルまで。
ですが米規制当局は3月13日イエレン財務長官・パウエルFRB議長・グルーエンバーグFDIC総裁の共同声明全で預金者の全ての資金を保護すると発表しています。
また広瀬さんはリスクに備えて今後の融資を抑制するなどの動きも出てくるはずと仰っています。
それは貸し渋りに他ならずFRBが普段から気にしている金融コンディションはタイト化すると思われると。
言い換えれば金詰り感が出るということです。
FRBはこれまでインフレを退治するために利上げを繰り返してきましたが銀行破綻で金融コンディションが自然にタイト化してしまえばもうFRBが先陣を切って引締めをする理由はなくなります。
むしろ過去の経験則では今回のような事件はFRBが引締めの手を休めるキッカケとなる場合が多かったです。
次に我々が予期すべきニュースは「利上げ完了」となりますと仰っています。
つまりは金利と株価は相対的にシーソーの関係だと言われていますので利上げ完了による株高が期待できますよね。
景気後退はくるか
いよいよリセッション(景気後退)突入が濃厚になっているわけだと広瀬さんは言います。
また相場は先見性があり将来のニュースをどんどん先取りして織り込む習性がると。
S&P500チャート画像
だからリセッションの可能性に関しても既に去年から何度も投資家の間で話題に上り株価に織り込まれいると。
この点は私たち個人投資家にとってとても重要なポイントになりますよね。
一例としてリセッションをいちはやく予見する指標として知られる10年債利回り-2年債利回りは2022年7月6日にマイナス圏に下がりました。
つまりそこから8ヶ月が経過していると。
その前に長短金利差がゼロになったのは2019年8月下旬であり2020年2月にリセッションが到来しました。
「長短金利差ゼロ→リセッション到来」の法則はこの時にもちゃんと当てはまったということです。
リセッションが来た時には、すでに株価はそれを織り込んでいるのでマーケットは逆にほどなく底入れしてきたそうでう。
実際2020年のケースでも3月を大底にそこから力強い強気相場が始まったと。
つまり我々は「不況到来」の声に萎縮するのではなく「相場は知ったら、しまい」という悪材料出尽くしのシナリオにも気を付ける必要があるということだと仰っています。
今はFRBから聞こえてくるメッセージに良く耳を傾け、利上げ打ち止めがいつ宣言されるかに注目して下さいとのことです。
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ではこれからくるリセッションにどう立ち向かうか・・・
その答えを探すためにもリセッション時に強い銘柄を次章から紹介していきますね。
リセッション時に強い注目10銘柄
ここからはばっちゃまさんが動画で相場が荒れた時に防衛策として景気後退期にアウトパフォームする10銘柄を紹介していましたのでシェアします。
紹介元になるのはウルフ・リサーチというニューヨークを拠点とする独立系の調査会社。
調査業務の評価を手掛ける米金融誌「インスティテューショナル・インベスターズ」のランキングで2019年は総合7位と欧米大手になりました。
ウルフ・リサーチよると市場が低迷した景気後退のリスクが高まる中で米国市場サイクルの後期において優れたパフォーマンスを発揮する銘柄を購入して防衛を開始する時期がきているとのこと。
いくつかの市場シグナルによると投資家はリセッション(景気後退)が近いことを予期しているようだと言っているそうです。
①AT&T(ティッカーシンボル:T)
過去1年間で株価12%上昇。
配当利回り6%となります。
また2023年推定株価収益率(PER)は7.6倍です。
1月に第4四半期の加入数の伸びがウォール街の予想を上回ったと発表しました。
また同社はサイバーセキュリティ部門の売却を模索していると2月のロイター通信が報じています。
現在のチャートはこちらです。
②マクドナル(ティッカーシンボル:MDC)
過去1年で株価が21%上昇。
2023年予想のPERは24.7倍になります。
1月下旬に第4四半期決算を発表していますがアナリスト予想を上回ったがCEOのクリス・ケンプシンスキーは「短期的なインフレ圧力が2023年も続く」と警戒していました。
現在のチャートはこちらです。
③ウォルマート(ティッカーシンボル:WMT)
WMTの株価は過去1年で2%下落。
配当利回りは1.7%
2023年予想のPERは22.4倍となります。
2月の決算説明会では消費者の消費意欲が減退していることを理由に弱いガイダンスを出しています。
しかし消費者の「より安いものを買おう」とする消費動向により利益を得る可能性が高いですね。
同社はオムニチャネル小売業者の中でプライベートブランド市場で最大シェア(25%)を占めています。
現在のチャートはこちらです。
④イーライ・リリー(ティッカーシンボル:LLY)
過去1年で株価は20%上昇。
配当利回りは1.4倍。
2023年推定PERは37.2倍になります。
先週リリーはアルツハイマー治療薬ソラネズマブ開発を中止した。
しかしモルガンスターレーは総株式のオーバーウェイト評価を再表明しました。
モルガン・スタンレーは顧客向けメモに「目先の材料として肥満症試験からのデータに期待している」と述べています。
現在のチャートはこちらです。
⑤コノコフィリップス(ティッカーシンボル:COP)
過去1年で株価は10%上昇。
2023年推定PERは9.5倍になります。
それぞれが大手独立系石油外車であったフリップとコノコが合併して独立した米系メジャー正規湯会社の1つです。
現在のチャートはこちらです。
⑥ユナイテッドヘルス・グループ(ティッカーシンボル:UNH)
過去1年で株価は5%下落。
2023年推定PERは18.5倍になります。
ヘルスケア製品と医療保険サービスを提供している世界最大のヘルスケア企業です。
現在のチャートはこちらです。
⑦アッヴィ(ティッカーシンボル:ABBV)
過去1年で株価は4%上昇。
2023年推定PERは13.5倍になります。
新薬の研究・開発・販売を行うバイオ医療薬品企業です。
現在のチャートはこちらです。
⑧レイセオン・テクノロジーズ(ティッカーシンボル:RTX)
過去1年で株価は0%上昇。
2023年推定PERは19.5倍になります。
防衛・航空宇宙事業を展開。
航空機エンジン・期待サイバーセキュリティ、ミサイル、防衛システム、無人航空機など。
現在のチャートはこちらです。
⑨アメレン(ティッカーシンボル:AEE)
過去1年で株価は6%下落。
2023年推定PERは18.6倍になります。
電力・天然ガズ供給の公共サービス持株会社です。
現在のチャートはこちらです。
⑩センターポイント・エナジー(ティッカーシンボル:CNP)
過去1年で株価は2%下落。
2023年推定PERは18.5倍になります。
公益持株会社。
送電・流通、天然ガスの流通、エネルギーサービス、中流投資およびその他の操作。
現在のチャートはこちらです。
上記10社をあげています。
また現在(3/20時点)の株価が分かるようにチャートも載せておきました。
個人的にこのような紹介銘柄については自分の目でも確認することは重要だと考えているからです。
ちなみにどれか検討してみたい銘柄はありましたでしょうか。
これから来るリセッションに備えるうえでも今日紹介した銘柄を検討してみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
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