【両学長も紹介した高配当ETF】初心者にもおすすめなVYMとは

ETF

私は積立NISAでインデックス投資で自分年金を作りながら高配当ETFで目先の配当をもらい今も未来も幸福度が高い生活を送ることをおすすめしています。

ですがいきなり高配当ETFと言われてもどんな商品か分からない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
またできれば購入して株価の値上がりも配当も両方を期待できる商品があればいいと考えませんか?

ということで今回は株価と配当をともに期待できる米国高配当ETFのVYM」についてです。

VYMは高配当ETFの中でも安定型で株価も配当金も狙えるのがメリットです。
記事を読んで「金のなる木」VYMへの投資を検討してみてはいかがでしょうか。

高配当ETFとは

まずは高配当ETFのとはなにか?
そのためにですが以前の記事でも説明しているETFのおさらいからです。

ETFは「Exchange Traded Fund」の略で日本語では「上場投資信託」となります。
分かりやすくいうと上場をしている投資信託ですね。

【特徴】
1.S&P500などの株価指数に連動
2.分散投資が可能
3.株式同様にリアルタイム売買が可能
4.信託報酬が安い

さらに高配当ETFは「株式の中でも配当利回りが高い銘柄で構成した上場投資信託」になります。

この配当利回りが高いというがメリットになるのではないでしょうか。
また個別で配当利回りが高い銘柄もありますがETFなら分散投資ができるので安全面も担保できますよね。

今回はその中でも投資初心者向けになるVYMの紹介をさせていただきます。

ちなみに高配当ETFについてより詳しく知りたい方はこちらの記事(【たぱぞうさんなどインフルエンサーもおすすめ】高配当ETFの3つのメリットについて解説)もご覧下さい。

VYMとは

それではVYMがどんなものかの概要から説明にしていきます。
まずは正式名称ですが「バンガード・米国高配当株式ETF(Vanguard High Dividend Yield ETF)」です。

米国株式市場の高配当利回り銘柄で構成される時価総額加重平均型の株価指数(FTSEハイディビデンド・イールド・インデックス)に連動する投資成果を目指しています。

銘柄は高配当の大型株が中心で構成比率は毎月変わるのですが構成銘柄の入れ替えは年1回だけ。
ちなみに銘柄数は増減する場合があります。

また連動を目指している指数自体が平均以上の高配当を想定しているためにVYMは高い分配率が期待できるのがポイント。

さらにGAFAMなど米国を代表するグロース株(成長株)のような無配や低配当になるの銘柄がほとんど組み入れられていません。

セクターとしては金融・ヘルスケア・生活必需品・資本財・エネルギーなど比較的にディフェンシブなもので構成されている印象です。

そのためVYMは安定した配当が可能な銘柄が中心となっています。
では次は基本情報も説明していきますね。

基本情報

【2022年11月28日 ブルームバーグより抜粋】
設定日 ⇒ 2006年11月16日
経費率 ⇒ 0.06%
配当月 ⇒ 年4回(3・6・9・12月)
直近配当額 ⇒ 0.7672ドル
基準価格 ⇒ 112.44ドル

■トータルリターン
3ヶ月 ⇒ 3.9%
3年  ⇒ 10.49%
5年  ⇒ 9.68%

■年初来リターン
2.54%

2022年度は米国株が年初来でのきなみ下げだったので個人的には悪くないなと。
さらに本年度のような全体的に株価が暴落でも配当は出続けている点は高配当の良さだなとあらためて感じました。

では次はその株価と配当利回りを支える銘柄についてです。

組入れ銘柄

現在はヘルスケア製品メーカーのジョンソン・エンド・ジョンソンや石油化学メーカーのエクソンモービルさらに国際的金融サービスのJPモルガン・チェース・アンド・カンパニー など上位だけみてもセクターが幅広くておそらく聞いたことがある大手企業で構成されています。

GFAMのようなグロース株がないので景気に左右されにくく安定しているのも納得しやすいディフェンス銘柄が多い印象を受けます。

その点で高配当ETFの中では配当率が比較的に低めなことも知っておいて下さいね。

運用会社はバンガード社

ここまででVYMがディフェンシブ銘柄で構成されていて景気に左右されづらいETFだとご理解いただけたのではないでしょうか。

次はVYMを運営している証券会社についても今後その他のETFを検討するうえで必ず聞くことになるので説明をしておきますね。
ちなみに投資をする方なら多くの方が知っている会社です。

バンガードは1975年にアメリカのペンシルバニア州で創業された世界最大級の運用会社の1つ。
2018年12月31日には世界に18カ所の拠点で約549兆円(約4.9兆米ドル)の資産を運用している世界最大級の運用会社です。

そのバックボーンから低コストでのETFをラインナップに持っています。

業界の平均経費率0.31%程度でバンガードの米国ETFの平均経費率は0.08%程度。

低コストが分かるデータになりますよね。

【VYM以外の代表的なVシリーズと経費率】
①VT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)
⇒経費率:0.09%

②VOO(バンガード・S&P500ETF)
⇒経費率:0.03%

③VTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)
⇒経費率:0.03%

④VIG(バンガード・米国増配株式ETF)
⇒経費率:0.06%

VTIはFIRE(ファイナンシャル インディペンデンス リタイア アーリー)を達成している厚切りジェイソンさんが「一択でいい」というほどに絶賛しているのは有名な話でよね。

その話からバンガード社を知ったかたも多くいらっしゃるのではないでしょうか。
今後もお世話になる可能性が高い運用会社なので名前は覚えておくといいですよ。

過去5年のチャート

ここで過去のチャートも見ておきます。
ちなみに2018年から2020年2月までは75~90ドル付近を上下していました。
さらに3月に感染症の影響からか63ドル付近まで下落。

そこからは右肩上がりにきていました。

また2022年からは米国の利上げやインフレによる影響からか少しずつ下降しています。
ですが9月に94ドル付近で底値になり現在は上昇してきています。

総合的にみても大幅な下落などがない安定した値動きだと感じますね。
買う時期を少し工夫すれば売買益も得られる可能性がありです。

ちなみに私は100ドルを切った際に買い増しをしています。
そうすると配当だけでなく売買益も得やすいからなのであくまで参考にしてみて下さいね。

売買益の勉強には「投資の達人になる投資講座」がおすすめ。

実際にセミナー受講してみたレビュー記事はこちら
検討されている際には参考にぜひ一読下さい。

過去10年の配当実績

年末株価年間分配金利回り
2021$112.11$3.102.76%
2020$91.51$2.913.18%
2019$93.43$2.843.04%
2018$77.99$2.653.40%
2017$85.63$2.402.80%
2016$75.77$2.212.91%
2015$66.75$2.153.22%
2014$68.75$1.912.78%
2013$62.32$1.752.81%
2012$49.38$1.593.22%
2011$45.26$1.332.94%
平均$2.523.04%

配当利回りは過去10年で平均としては約3%でした。
前章でお伝えしていますが過去5年の株価も2020年のコロナショック以外はおおよそなだらかに右肩で上がっています。

配当もある程度は見込めて株価の大きな変動がない点がこれから高配当ETFをはじめる方にはとても安心できるのではないでしょうか。

今後の記事で比較もしていこうと思いますがVYMに比べて同じ高配当ETFでもSPYD・HDVはボラティリティ(株価変動)が大きい時期があったりします。

そのため高配当ETFの中でもインカム・キャピタルともに狙えるVYMは初心者向けの高配当ETFだと一般的にも言われているんでよね。

高配当ETFをはじめるならVYMでスタートでもありかと。
ご自身の投資スタイルに合わせてぜひご検討下さい。

注意点もお伝えします

ここまで主にメリットと基本情報をお伝えしてきました。
もちろん注意点もあります。

このブログでよく出しているつみたてNISAは長期的に積立で分散投資を支援する制度です。
そのため短期的な配当が出るETFの購入ができない可能性があります。
※証券会社によってなど条件によっては購入が可能なものもあるようです

一方で積立を前提としない一般NISAであればETF購入が可能です。

非課税でVYMに投資したい場合はNISAを利用してみて下さい。
個人的には株価も配当も狙えるVYMは積立にも向いているのではと考えるくらいですが・・・

また先日、税制改正による制度の拡充が決まりました。
この中には2024年から双方の併用可能になりましたのでそのタイミングではじめるのもありかもですね。

結論、VYM長期ホールドで配当もほどよくもらいたい方向け

①銘柄は高配当の大型株が中心
②景気に左右されにくく安定している
③経費率が低い
④株価の上下が少ない

今回は高配当ETFのVYMについて魅力をお伝えしてきました。
もちろんゼロリスクではないですがとても安心して投資できる商品のため初心者の方にもおすすめです。
理由としては景気に左右されにくく不景気時も株価の上下が少ないから。

一方で同様な高配当ETF(SPYD・HDV)に比べると配当率が低いです。
リスクが少ない点からも配当率が少ないとの理解でいいかと。

安定しながら高配当デビューなら断然にVYMです。
ですのでまずはVYMから配当生活への第一歩をスタートしてみて下さいね。

最後まで読んでいただきましてありがとうございました!

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プロフィール
このブログの運営者
セカユタ

サラリーマンをしながら副業や投資をして資産形成中。
約1,000万の資産運用と副業をしながら「資産形成の基礎知識・節約や副業・投資」についての情報を発信しています。

また心理カウンセラーの資格を取り、心理学を継続して勉強しながら幸福度が上がる情報も定期的に発信します。

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