【両学長も紹介】金投資はおすすめなのか【3つの使い道】

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日本もインフレが続いている中で最近、金投資に対する注目がじわじわと高まってきています。実際に金はインフレに強い現物資産として考えられていますよね。また日経新聞が10月27日に「金に逃避、2000ドル再び突破」との記事を出していて中東情勢の緊迫が「有事の金」とも言われる金投資に注目を向けさせているようです。

そんな中で2023年11月8日にリベ大の両学長が「ゴールドの基本と3つの使い道」という動画を出していました。ボラティリティが激しい点はありますがこの時期だからこそ知っておきたい金投資について備忘録としても記事にしておこうと思いました。

ということで今回は「両学長が紹介されたおすすめな金投資3つの使い道」についてです。

【この記事をみて分かること】
・ゴールドの基本5選
・【使い道1】投機としてのゴールド
・【使い道2】投資としてのゴールド
・【使い道3】保険としてのゴールド
・学長がおすすめのゴールドとの付合い方
・学長がおすすめしていた注目ETF

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ゴールドの基本5選

まず両学長はゴールドの知識は投資をする方にとっては必須科目だと説明をされていました。ですので基本5選にまとめてくれていたのでその点を解説していこうと思います。

①価値がゼロにならない
②インフレに強い
③インカムはない
④ボラが高い
⑤有事に強い

それでは1つずつ簡単に解説をしていきますね。

✓価値がゼロにならない

金は実際に形があってそのモノ自体に価値があり、宝飾品・美術品・通過・伝統工芸品などに使われています。一方で株式は会社が倒産すると価値がなくなるという特徴があります。その点でゴールドは希少価値が高くて世界共通の「通貨」としても認められています。

両学長はこれまでに採掘されている金の総量はオリンピックの公式競技用プールの約4杯分にあたり、現在は地中に埋まっているゴールドはオリンピックの公式競技用プールの約1杯分しかなくあと10年程度で枯渇する可能性があると言っていました。

✓インフレに強い

通貨や紙幣は国がいくらでも作ることができます。ちなみに日本では1万円を作る原価は17円程度になると両学長は言っています。ですのでいくらでも刷ることができるお金は時間の経過とともにその価値が失われていく特徴がありますよね。

一方でゴールドは無限に作ることができないため通貨に対して高い価値を維持できるのでインフレでも価値を失なわないのが特徴になります。

✓インカムはない

インカム(利子・配当金)は例えば貯金すると利子が付きすし株式投資では配当金が入ります。

一方でゴールドは利子・配当金どちらもないのでその点も理解しておく必要があります。

✓ボラが高い

ゴールドは資産防衛としてイメージをされる方もいるかも知れませんがボラティリティ(値動き)が激しいのでハイリスクな資産と言われています。

この点については両学長は30%ほどの上にも下にも価格が動くのでボラが高いと説明していました。

✓有事に強い

ここでいう有事は戦争・紛争・経済危機のようなトラブルのこととなります。また両学長が1980年前後は有事が重なったことでゴールドの価格が短期間で4倍くらいになったこともあったと説明されていました。

このように5つの基本を踏まえて3つの使い道を紹介されていましたので次章から解説していきますね。

【使い道1】投機としてのゴールド

トレードの対象としてゴールドを使うことでこの点は両学長は誤解を恐れずに言うとと前置きしてギャンブルで儲けようと説明をしていました。

基本の説明にもありますがボラが高い点を考慮すると「安い時」に買って「高い時」に売ることで差額が儲かりますよね。さらにゴールドは価値がゼロになるリスクがありません。

この点がトレードの対象としての魅力がありますがゴールドのトレードに必要なスキルとして以下の4つをあげていました。

①チャート分析スキル
②資金とメンタルのコントロール
③市場に対する理解
④人間心理に対する理解

トレードについてはゼロサムゲームであって誰かの儲けは別の人の損失となります。また手数料がかかる点からもマイナスになりやすいと両学長は言っています。全員がお金を増やせる平和な世界ではないと注意点として説明もされていましたのでぜひこの点はお気をつけ下さいね。

ですが先程あげたスキルをご自身で持っていると判断される方については投機もありだと言っていて、ご自身のスキルや許容範囲を考慮してトレードされるといいのではとのことでした。

【使い道2】投資としてのゴールド

ポイントとしてはポートフォリオに一定割合組み入れいて長期保有するという点になります。前章で投機の解説をした際には値動きについて言及しましたがここでは資産配分に注目をすることになります。

この点について両学長は下記のポートフォリオで説明をしています。

【ポートフォリオの例】
株式:60%
債権:30%
ゴールド:10%

上記のようするに事前に決めた割合の分だけゴールドに投資をする方法となります。もしゴールドが値上がりしてゴールドの割合が25%になったら15%分を売却するイメージです。一方で値下がりしてゴールドの割合が5%となった場合は他の資産を売却して5%分を購入するということですね。

これが投資スタイルでのゴールドの使い方だと両学長は言いっていてなぜこのようにポートフォリオの一定割合でゴールドを入れるのかはメリットがあるからだととのこと。

ここではレイ・ダリオ氏の「オール・シーズンズ戦略」を説明されています。オール・シーズンズ戦略とは名前の通りで1年中同じポートフォリオを用いる戦略です。

【オール・シーズンズ戦略のポートフォリオ】
株式:30%
中期米国債:15%
長期米国債:40%
ゴールド:7.5%
その他商品:7.5%

過去の成績を紐解くと・・・
・1984年〜2013年の30年間のリターンは年9.72%
・1939年〜2013年の75年間で損失を出した回数は10回のみ
・最大の損失は3.93%(ドル建て)

実際にレイ・ダリオ氏が率いる世界最大のヘッジファンド・ブリッジポートフォリオが気になる方は下記の記事でまとめていますのでぜひあわせて読んでみて下さいね。

ちなみに日本で人気のロボアドバイザーのウェルスナビでのポートフォリオに数%ですがゴールドを組み込んでいると両学長は言っています。

ここで両学長は実はゴールドは長期投資に向いた商品ではないと言及していて理由としては株式と比較して値上がりのパワーが少ないためと言っていました。

ですが一定割合ゴールドをポートフォリオに組み入れると全体の値下がりをマイルドにしてくれる効果がありリスクを下げることができるということ。このように株式市場が大きな下落相場にあった場合に株式100%よりも下げ幅を縮小してくれる効果があると言うことになりますよね。

この点からも両学長はポートフォリオに5〜10%をゴールドに充てることを推奨されていましたがまた両学長としては株式と現金のみのシンプルなポートフォリオを好まれているとは仰っていました。

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【使い道3】保険としてのゴールド

まずはゴールドを買う方法については下記の2点になります。

①ネット証券でゴールド価格に連動したファンドを購入
②リアルでゴールドの現金そのものを購入

ここまで紹介した「投機」と「投資」はゴールドを現金で買わないのが前提になります。

・手数料が高くつく
・売買の際に輸送リスクがある

ですのでネットでの購入が前提になることが分かりますよね。

一方で保険としてのゴールドとは現物として購入をすると両学長は言っています。この理由としては保険して現物のゴールドが手元になければ意味がないからです。

【現物で持つ理由】
戦争や大災害によって自国にいられない
⇒他国では自国通貨は不可ですがゴールドは使える

政治家や官僚が国民の財産を差し押さえる
⇒銀行や証券会社においてある資産はすべて没収

銀行や証券会社が倒産した
⇒分別管理されているはずがすべて横領されていた

またハイパーインフレがおきて、自国通貨が紙くず同然になった場合もと言及されていました。実際に戦後には日本もこのハイパーインフレによって預金封鎖されたこのがありました。また現在のインフレから預金封鎖がくるのではといった内容の記事などもたまに見かけるようになってきました。

この点は両学長も言っていましたがどれも可能性は低いと感じますが絶対にありえないとも言い切れないと。「有事の金」の由来になりますがこのように想定外に大きなことがおきた場合でのゴールドは世界中でその価値が認められていて持ち運びができるのが特徴になります。

日本では上記のような考え方はマイノリティーかもですが海外ではかなり多いと両学長は言っています。

【保険としての購入する際の基準】
・想定外の事態が起きる確率の見込み
・有事の際に資産がどの程度減るか
・妥当なコストにおさまっているか

上記をトータルで判断することを両学長は推奨されていました。

学長がおすすめのゴールドとの付合い方

本日はリベ大の両学長の動画からゴールドの基本と使い方3選について解説してきまいした。

【ゴールドの基本5選】
①価値がゼロにならない
②インフレに強い
③インカムはない
④ボラが高い
⑤有事に強い

上記のようにまずはメリット・デメリットも理解しておくといいと思います。また今回ご紹介があった使い道はは大きく3つご紹介されていました。

【使い道3選】
・投機(重要となるのはスキル)
・投資(ポートフォリオの約10%程度)
・保険(有事に強い)

上記の点から両学長がおすすめしているゴールドとの付き合い方を下記にまとめておきますね。

✓投機としては使わない
(99%の人が勝てない)

✓投資としては自由
(ポートフォリの5〜10%)

✓保険としてはおすすめしない

またもし購入を検討する際はネット証券で低コストのETFを推奨されていましたので動画で紹介されていた注目ETFを3つ次章に載せておきますね。

学長がおすすめしていた注目ETF

データとしてチャートは2023年11月23日のYahoo Financeとブルームバーグより抜粋しています。

■SPDRゴールド・シェアーズ

Yahoo Financeより

(ティッカーシンボル:GLD)

【株価(2023年11月23日現在)】
184.56ドル

【トータルリターン】
3ヶ月:4.80%
3年:1.65%
5年:9.75%

■SPDRゴールド・ミニシェアーズ・トラスト

Yahoo Financeより

(ティッカーシンボル:GLDM)

【株価(2023年11月23日現在)】
39.48ドル

【トータルリターン】
3ヶ月:4.89%
3年:1.89%
5年:10.00%

■iシェアーズ・ゴールド・トラスト

Yahoo Financeより

(ティッカーシンボル:IAU)

【株価(2023年11月23日現在)】
37.67ドル

【トータルリターン】
3ヶ月:4.81%
3年:1.77%
5年:9.89%

このように金投資については資産形成として考えるというよりはリスク分散としての役割として検討するのがいいのではないでしょうか。今後くる暴落時に備えるという点でポートフォリオに低量ですが入れておくくらいでの考えるイメージですね。

ぜひこの記事が中・長期投資をしていく際の参考になれば幸いです。

最後まで読んでいただきましてありがとうございました!

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プロフィール
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セカユタ

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