【バロンズダイジェストより】アメリカAI関連株ETFのスクリーニング結果【BofAセキュリティーズ厳選TOP3 ETF】

ETF

現在はAIブームといわれるようになって、1番話題になっているのがエヌビディアですが2024年3月15日時点で年初来リターンが+82.58%となっていました。またその他でもアドバンスト・マイクロ・デバイセズが+34.98%、台湾セミコンダクターが32.21%、ブロードコムが+16.30%と高騰しているのがAIブームと言われる何よりの理由ではないでしょうか。

ですが個別銘柄への投資では万が一ですが高値掴みや何かしらのニュースから暴落があるなどリスクはありますがAI関連のテーマETFなら分散されているので検討したい方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

その参考になる情報として「バロンズダイジェスト」でこのブームによって複数のテーマ型ETFが注目されているが実際にはAIをテーマにしているとしても優劣があるとレポートでまとめていました。AI関連株への投資をETFでお考えの方にとても役に立つ情報でしたのでシェアしたいと考えました。

ということで今回は「バロンズダイジェストよりアメリカAI関連株ETFのスクリーニング結果」についてです。

【この記事をみて分かること】
・バロンズダイジェストについて
・AIウォッシングに注意
・スクリーニングによる厳選3つのETF
・スクリーニングによる評価
・その他の選択肢

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バロンズダイジェストについて

まずバロンズ・ダイジェストについてですがダウ・ジョーンズ社が発行する米国の投資週刊誌「バロンズ」から、日本の投資家向けに記事を抜粋し、日本語訳したレポートです。

また楽天証券の投資情報メディアであるトウシルやSBI証券でも閲覧できるのですが楽天証券会員登録(口座開設)が必要になるためもし口座をお持ちの方は詳しくみることができます。そして今回はその2024年2月11日のレポートからBofAセキュリティーズが8つのAI関連ETFを分析していました。

ちなみにBofAセキュリティーズとは2019年にバ「バンクオブアメリカ・メリルリンチ」のブランド名を「バンク・オブ・アメリカ」に統一いたしました変更により、会社としての主要ブランドは「バンク・オブ・アメリカ」となり、グローバル・マーケッツ、投資銀行、資本市場及び調査業務においては「BofAセキュリティーズ」というブランド名となりました。この機関での分析内容を今回はシェアしますのでぜひ参考に読んでみて下さい。

AIウォッシングに注意

BofAセキュリティーズのETF戦略責任者ジャレッド・ウッダード氏はAIをテーマとするETFには優劣があり、ESG(環境・社会・ガバナンス)投資が盛り上がった際にファンド名に「ESG」という頭文字がつけられていたのと同様にファンド名に「AI」がついていてもAI度の保証にならないと言っています。

ジャレッド氏は「単一銘柄であれ資産のプールであれ、何を保有しているのか知ることが重要でこれはAIにも該当する」と述べていました。また「AIウォッシングにも注意」と話されていて、ラベルと実際の保有資産との間には大きなギャップがあり得ると述べていました。

またAIに焦点を当てたものを含めてテーマ側ファンドは投資の内容が一つに固まるのが一般的で選択が正しければリターンは高くなりますが、その代償としてボラティリティーが高くなることが多いとのこと。

そしてAIをテーマとするETFにはAI銘柄のみに投資をするものからロボットやドローンなど幅広いテーマをカバーするものまであって保有銘柄の把握は極めて重要で規模、手数料、パフォーマンスに大きなばらつきがあると仰っています。

では次章では実際にスクリーニングして出されたETFをご紹介していきますね。

スクリーニングによる厳選3つのETF

BofAセキュリティーズはAIとロボットをテーマとする8本のETFについて、経費率、流動性、リスク調整後のリターン、保有株式の「買い」銘柄と「アンダーパフォーム」銘柄の比率を含めて複数の要因についてファンドのスクリーニングを行っているとのことでした。

またスクリーニングの結果ですが「買い」の投資評価を獲得したのは下記の3つのETFだったとのことでした。

①グローバルX ロボット&AI・ETF(BOTZ)
②グローバルX AI&ビッグデータ ETF(AIQ)
③iシェアーズUSテック・ブレークスルー・マルチセクターETF(TECB)

では簡単にですが3つのETFについて解説をしていきますね。

■グローバルX ロボット&AI・ETF(BOTZ)

Yahoo Financeより

【株価(2024年3月15日現在)】
31.56ドル

【トータルリターン】
3ヶ月:+16.93%
1年:+37.90%
3年:-1.23%
5年:+10.60%

※最新の株価などの情報はこちらより

2023年10月26日が直近底値で22.34ドルから31.56ドルと約41%上昇しています。さらに2024年1月にゴールデンクロスを形成していて50日移動平均線に支えられながら上昇を続けていました。

■グローバルX AI&ビッグデータ ETF(AIQ)

Yahoo Financeより

【株価(2024年3月15日現在)】
33.64ドル

【トータルリターン】
3ヶ月:+11.56%
1年:+54.56%
3年:+6.04%
5年:+17.35%

※最新の株価などの情報はこちらより

2023年10月26日が直近底値で25.50ドルから33.64ドルと約32%上昇。また50日移動平均線に何度も支えられながら上がり続けていました。

詳細を知りたい方はこちらの記事もあわせて読んでみて下さい。

■iシェアーズUSテック・ブレークスルー・マルチセクターETF(TECB)

Yahoo Financeより

【株価(2024年3月15日現在)】
47.73ドル

【トータルリターン】
3ヶ月:+14.70%
1年:+61.38%
3年:+11.05%

※最新の株価などの情報はこちらより

2023年10月26日が直近底値で34.68ドルから2024年3月15日現在では47.73ドルと約38%上昇。さらに50日移動平均線より上を常に推移している力強いチャートとなっていました。

では3つのETFをGoogleFinanceで1年リターンの確認もしておこうと思います。

Google Financeより

青色:BOTZ
黄色:AIQ
水色:TECB

1年のトータルリターンではTECBがAIQと僅差ですが勝っていました。この3つの中ではBOTZが劣っている結果になっています。この点はこれからの上昇余地も含めて検討材料として参考にしてみておいていただければと思います。

それでは次章でBofAセキュリティーズよるスクリーニング評価についてもまとめておきましたので参考までに確認しておいて下さい。

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スクリーニングによる評価

評価についてはバロンズダイジェストではBOTZとAIQに絞ってコメントがされていました。ですのでその点はご理解いただいたうえで内容を確認してみて下さい。

BofAセキュリティーズによると総合的なランキングならAIQでAI銘柄のみへ投資を重視するならBOTZが最も優れているとののことで、この2つのETFは運用期間もAI関連と考えるとある程度は経っていてBOTZが設定2016年で運用資産24億ドル、AIQが設定2018年で運用資産11億ドルとなっていると述べていました。

また昨年の市場全体のパフォーマンス(配当込み)が26%だったのに対してBOTZが39%でAIQが55%と全体の水準を軽くアウトパフォームしている点も取り上げていました。

■BOTZについて

グローバルXのアシスタント・バイスプレジデント兼調査アナリスト、テジャス、デサイ氏はBOTZはロボット、AIベースのアプリとハードウェア、無人車両、ドローンを含む物理的な世界におけるロボット工学とAI応用を約45Ⅿ系柄のポートフォリオによってカバーすることに重点を置いていると述べていました。

また資産配分は上位銘柄に偏っていて、現在注目を浴びている半導体大手のエヌビディアが17.7%を占めてい点に言及。エヌビディアはAIブームの象徴で、大半のAIファンドで最大の保有銘柄となっています。

またBofAセキュリティーズのウッダード氏によればBOTZが最高の基本スコア(買い/アンダーパフォーム)を獲得していて、BofのAIテーマ担当チームのトックピックに多額のエクスポージャーを保有しているとのことでした。

■AIQについて

85銘柄程度を保有し、経費率0.68%で投資先にはAI開発、AIアズ・ア・サービス、AI関連ハードウェア、量子コンピューティングなどが含まれ、ポートフォリオはより分散化されていると評価していました。

投資額上位3者はエヌビディア、メタ(旧フェイスブック)、デジタル業務プロセス管理支援サービスのサービスナウでいずれもポートフォリオの4%弱にすぎません。ウッダード氏によればAIQの際立った特徴の1つに相場下落時の抵抗力に焦点を当てるソルティノレシオで、いた場合の過去数年間のリスク調整後のリターンが8つの中で最高だったとのことでした。

またAIQのパフォーマンスはハイテク銘柄中心のナスダック100指数に連動しているマイクロソフト・テスラ・コストコなどパッシブ運用のETFであるインベスコトラスト・シリーズ1(QQQ)に匹敵している水準だと述べていました。

このようにBofAセキュリティーズは2つのETFについて高い評価を出していました。またその他でも選択肢としてさらに2つのETFを紹介していましたので次章でまとめておきますね。

その他の選択肢

最後になりますがバロンズダイジェストでは前述した3つのETFに加えて2つを「その他の選択肢」として紹介していましたのでご紹介しておきますね。

■インベスコAIアンド・ネクスト・ジェン・ソフトウェアETF(IGPT)

Yahoo Financeより

【株価(2024年3月15日現在)】
44.41ドル

【トータルリターン】
3ヶ月:+20.45%
1年:+47.10%
3年:-3.75%
5年:+10.28%

※最新の株価などの情報はこちらより

銘柄:約100社
経費率:0.60%
2023年価格上昇率:27.3%
運用資産:2億700万ドル

インベスコのテーマ型ETF商品戦略の責任者ルネ・レイナ氏によると、2005年にインベスコ・ダイナミック・ソフトウェアETFとして設立されたが時代に合わせて、AIをテーマとするより幅い広い銘柄を網羅するために昨年、名称と指数を変更したそうです。

■ラウンドヒル・ジェネラティブAIアンド・テクノロジーETF(CHAT)

Yahoo Financeより

【株価(2024年3月15日現在)】
35.60ドル

【トータルリターン】
3ヶ月:+19.82%

※最新の株価などの情報はこちらより

銘柄:約40社
経費率:0.75%
2023年トータルリターン:22%
運用資産:8000万ドル

2023年5月と設定来も浅く、指数に連動する他のETFとは異なりアクティブ運用がされているようです。

ラウンドヒル・インベストメンツの最高戦略責任者デーブ・マーザ氏は「比較的少数の銘柄に集中投資したポートフォリオの構築・運用を行っていて、その理由として各業界の生成AIの最前線にいる企業はそれぞれ数社にすぎないと考えているから」と話しています。

アメリカAI関連株ETF まとめ

今回はAI関連株ETFを全てで5つご紹介をしてきましたが気になるETFはありましたでしょうか。

【BofAセキュリティーズ厳選ETF】
①グローバルX ロボット&AI・ETF(BOTZ)
②グローバルX AI&ビッグデータ ETF(AIQ)
③iシェアーズUSテック・ブレークスルー・マルチセクターETF(TECB)

【その他選択肢になるETF】
④インベスコAIアンド・ネクスト・ジェン・ソフトウェアETF(IGPT)
⑤ラウンドヒル・ジェネラティブAIアンド・テクノロジーETF(CHAT)

私も含めてですが個人投資家がテーマETFを検討するのはとても難しいと思いますがこのように大手金融機関がスクリーニングして紹介しているETFであれば検討しやすさはあがるのではないでしょうか。

もちろん投資は自己責任ではありますがまずは情報として持っておくだけでも価値はあると思います。気になる点に関してはあらためてご本人で確認もおすすめします。

今回の記事がAI関連株投資に興味を持たれている方のお役に立てれば幸いです。

最後まで読んでいただきましてありがとうございました!

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セカユタ

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