【バークシャー・ハサウェイ】年次総会でのバフェット氏の発言について

株式投資

ウォーレン・バフェット氏が毎年恒例のオハマで行われるバークシャーの年次総会で60年に渡って率きいてきたCEO職を退くと5月3日に発表。

そして94歳のバフェト氏は60年かけてバークシャーを一兆ドル企業に育てた後に、グレッグ・アベル氏にバトンを渡すと発表をされました。

多くの個人投資家の方にとって注目していたニュースでしたよね。ではそのオマハで行われた年次総会でのバフェットがどんな発言をしていたのか?

ポイントに絞ってユーチューブのチャンネル登録者数23.1万人のばっちゃまさんが動画でまとて下さっていたので参考にしながら読みやすいようにこの記事でシェアをさせていただきますね。

ということで今回は「年次総会でのバフェット氏の発言」についてです。

【この記事をみて分かること】
・関税について
・現金保有について
・日本について
・忍耐と迅速に動くことについて
・楽しめる仕事
・アメリカについて

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関税について

まずは現在、株式市場で多くの関心を集めている関税についてバフェットが語った内容からになります。

【バフェット氏】
貿易というのは間違いなく戦争の手段にもなり得るので本来は世界と自由に貿易するべきだと。

我々は我々の得意なことをやり、相手もそれぞれの強みを生かせばいい。

核兵器を保有する国が8つあってその中にはかなり不安定な国もある。そんな世界で俺たちが勝ったなんて言って他国の嫉妬を煽るような体制を作るのは賢いとは思えない。

大事なのは貿易を武器にしてはいけないということだ。

75億人があまり好意的ではない中で、3億人が「俺たちすごいだろう」と自慢している構図ははっきり言って危い。

それは正しくもないし賢くもない。

世界中が豊かになればそれはアメリカの損ではなくアメリカ自身もより豊かで安心できる国になるということだ。

君たちの子供たちもね。

この点についてはブルームバーグが「バフェット氏、貿易は「武器であってはならない」-トランプ関税巡り」と報じていていました。

内容として「バランスの取れた貿易が世界にとって良いという主張には説得力がある」と述べながらも、「貿易が戦争行為となり得ることは間違いない」とも発言していたとのこと。

そして米国は「他の国々と貿易を行うべきだ」と主張されていたようです。

このようにバフェットは関税を戦争の武器にしてはいけないと警鐘をならしています。またそれぞれの国が強みを活かしながら共存できる社会を望んいて、結果はお互いが発展をしていくと言っていました。

個人的にも同感で、その様な社会へ進んでくれたらいいなと思います。

では少し話が変わりますが最近、バークシャーが現金比率を高めていることがニュースになっていますよね。その点についてバフェットが話していましたので次章で内容をシェアします。

現金保有について

ではバークシャーの話題になるとよく出てくる現金保有についての発言になります。

【バフェット氏】
今持ってる現金について言えば、実はつい最近100億ドルを使いかけた案件があった。でも条件合えば1000億ドルだって投資するよ。

もし理にかなっていて理解できて、割安で損をする心配がない投資案件が出てくればそういう投資判断は難しくない。でも投資ビジネスの唯一の問題はチャンスが決まったタイミングでやってこないことだ。

そしてそれは今後も変わらない。

僕のキャリアでは約1万6000日の取引日があった。毎日魅力的な案件が4つくらい出てくれば素晴らしいけど現実はそうじゃない。

僕らのやっているのはチャンスに応じて動くビジネス。

チャーリーはいつも僕は手を広げすぎだって言ってたけどね。彼は人生で5つだけ投資をすれば50個やるよりずっといい結果になるって言ってた。

今、我々は米国債に3,350億ドルも置いてあるけど、もし可能なら500億ドルだけで済むような状況になってほしいが、でも現実はそうはならない。

常にフルインベストメントしないことでこれまで多くのお金を稼いできた。

個人投資家が少数のいい投資先を一生持ち続けるのは全然悪いことじゃない。でも私たちは投資業としてやっている以上、それ以上のことをやろうとしている。だからこそ非常に不規則な動きを取ることで平均以上のリターンが出せると信じている。

本当に魅力的な投資案件ってめったに現れないんだ。

長期的には相場は上がるけど誰も明日の市場の動きなんて分からないし、企業の明日の業績も誰にも分からない。

でもみんな分かってるふりをして話すが、そんな話には価値はない。一方であの分厚い日本企業のハンドブックをめくる作業それはまるで宝探しみたいなんだ。

たまに本当に価値のあるものが見つかる本当にたまにだけどでも必ずまたそういう機会は来る来週かもしれないし5年後かもしれないそういう時に僕たちは現金を持っていて良かったと思えるはずだ。

この点についてブルームバーグでは「バークシャーの手元資金、過去最高を更新-保険事業好調で増益」と報じています。

内容としては1-3月(第1四半期)末の現金保有高は1,890億ドル(約29兆円)に達し、昨年末の記録を上回った。1-3月期の営業利益は112億ドルと、前年同期の80億7,000万ドルから拡大した。

このハンドブックについては日本への好意を話してくれているので次章でバフェットが考える日本についてをシェアしておきますね。

日本について

バフェットが日本についてとてもポジティブな内容で語ってくれていましたのでぜひお楽しみ下さい。

【バフェット氏】
経済政策については日本の人たち自身が最適な道を選べばいいと思っていて、本当にすごい国だ。

日本に投資をしてからもう6年くらい経っていて、当時小さなハンドブックを手に取って日本企業が2,000~3,000社が載っていた。またその中にありえないほど割安で売られている5つの商社があった。

それで1年かけて少しずつ買い進めていったんだ。

そして徐々に経営人とも親しくなってグレッグと私が見たものはどんどん好印象になっていった。だから我々は事前に「許可なしには10%以上は持たない」と伝えていた保有上限に近づいた。

それで最近その制限を緩めてもらえないかと相談していて今そのプロセスが進んでいる。グレグも同じ考えだと思うがこの先50年その株を売るなんて1度も考えないはずだ。

あの日本株のポジションがすごく気に入っていてもっと大きく持ちたいんだ。

日本の5大商社はどれも巨大企業だけど僕らの投資額はまだ200億ドル程度できれば1000億ドルまで増やしたいくらいだよ。

この点についてロイターの「バフェット氏、トランプ関税批判 日本の5大商社株「50年」保有へ」と報じていました。

内容としてバフェット氏は、日本の5大商社を強く支持しているとし、今後50年は売却を考えないだろうと発言。さらにアベル氏は、50年あるいは永久に株式を保有することを想定していると述べ、「私たちは関係を築いている。彼らと一緒に大きなことを成し遂げたいと願っている」と語ったとのことでした。

さらにバフェット氏は日本での米国企業の業績についても言及をしていましたの続けます。

【バフェット氏】
これは他のいくつかの投資先についても同じことが言えて、日本経済のパフォーマンスは本当に素晴らしい。

ティムクックに聞けばiPhoneの売上はアメリカ以外では日本がトップクラスだというと思うよ。アメリカンエクスプレスも日本での売上が絶好調だというはずだし、コカコーラも日本市場ではとても好調だ。

日本には独自の文化やビジネス習慣があるけどそれがまた魅力でもある。彼らはコカコーラの中でもジョージアコーヒーっていうのが1番好きなんだ。僕はまだコーラ派だし向こうも僕をジョージア派にはできないけど完璧な関係だよ。

あの企業ハンドブックを開いた時こんな関係になるとは夢にも思わなかったよ。ページをめくってみるだけで思いがけない発見があるんだ。

去年全てのページをめくれというテーマの映画を流したけど投資においてもまさにその姿勢が重要なんだ。実際全てのページをめくる人はほとんどいないし、めくった人も何を見つけたかなんて教えてくれない。

だから自分でやるしかないんだよ。

この点からもバフェットは日本にとても好意的でいてくれていることが分かりますよね。日本に住んでいる私を含めた方にとってもとても嬉しいことではないでしょうか。

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忍耐と迅速に動くことについて

バフェット氏が語る投資のスタンスについても触れておこうと思います。個人投資家にとっても参考になる内容でしたのでぜひご確認下さい。

【バフェット氏】
確かにすぐ動かなきゃいけない時があり、実際にバークシャーがが大きく稼げたのは誰よりも早く動けたからだ。また本当の意味での忍耐とは「待つこととチャンスが来た瞬間にその日のうちに動ける準備があること」の両方なんだ。

理にかなった案件が来た時にグズグズしているのはダメだし、実現しない話ばかりする人たちに付き合って我慢する必要もない。もちろんチャンスなんて均等にやってくるもんじゃない。

投資ってのは、ものすごく不規則で予測不能な世界だ。

1番大事なのは5秒で電話を切れることと5秒でやると即決できることで迷ってる暇なんてない。

この世界では自己疑念に囚われてると生き残れない。

このビジネスで1番の喜び、いや、本当に最大の喜びは人に信頼されることなんだ。だからこそ私は94歳になっても働いている。チャーリーも私も人に信頼されるということそのものを楽しんでいた。

私たちはプロの投資家に参加してもらおうとしたことは1度もないパートナーの中に機関投資家は1人もいなかった。

最初から私が欲しかったのは人だったんだ。3ヶ月ごとにプレゼンを受けて聞きたいことだけ聞くような人たちとは仕事したくなかった。私たちが築いてきたのはそうじゃない関係でそれが今この会場に集まっている人たちなんだ。

これまで全部うまくいった。

でも動くべき時が来たらそこで我慢なんかしてちゃだめだ。その日のうちにやり切らないといけない

この部分についてはバフェット氏が投資はプロに頼まずに自分自身の考えを持ち、動くと決めてからは時間をかけずに行動を移す重要性について話されていました。

また、付き合うべき人を自分で選ぶべきだとも教えてくれています。

楽しめる仕事

仕事においてどのように向き合うか?パートナーをどのような基準で選ぶことが自身のキャリアを築くうえで大切かの参考になりますので最後まで見ておいて下さいね。

【バフェット氏】
本当にやるべきなのは自分が楽しめる仕事をすることなんだ。

私はこれまで5人の上司がいたけど全員好きだったしみんな面白い人たちだった。それでも結局誰かの元で働くより自分でやった方がいいと決めた。

でも一緒に働いて本当に素晴らしいと思える人がいるなら、そこに行くべきだよ。

見つかるまでに時間がかかるかもしれないけど自分の好きを見つけることが大事なんだ。だけど私みたいに運よく、若いうちに見つけられたならそれをずっとやり続ければいい。

初任給なんて気にしすぎなくていい。

でも誰の元で働くかには気をつけた方がいい。

周りの人の習慣は自然と自分に染みつくからね。

また1番大事なのは明日もこのゲームを続けられるようにしておくことだ。大きな規模の金融活動をやるうえで、これまで築いたものを台無しにするようなリスクは絶対に取ってはいけない。

周りでバカげたことが起きていてもそこには関わっちゃだめだし、借金して投機に走ったり、どう見てもゴミみたいな証券を次のバカに売り付けようとしてるような人たちが稼いでいてもそんなのは完全に無視すべきだ。

そういうことはいつか必ず自分に跳ね返ってくる。

もしすぐに自分のやりたいことが見つからなくても焦らずに、それは結婚相手を見つけるのに似ている。最初のデートであった相手と結婚するとは限らないし待つことに価値があることもあるんだ。

この点についてはバフェット氏は「誰と働くか?」の重要性と投資を行ううえで投機と詐欺に対しての注意喚起をしているのではないでしょうか。

では最後になりますがバフェット氏のアメリカへの想いについて次章でお伝えして終わりにします。

アメリカについて

バフェット氏がアメリカについてどう考えているのかを感情面で話されていたので少しですがまとめておきますね。

【バフェット氏】
アメリカは常に変化の家庭にあるし批判すべきことも常に見つかる。でも私の人生で1番ラッキーだった日はアメリカに生まれた日だ。

大恐慌も世界大戦も私が生まれた頃には想像もできなかった原爆の開発さえも、アメリカは乗り越えてきた。だからまだ全ての問題を解決していないということに対して落ち込む必要はないと思う。

今の時代に生まれるとしたら私なら子宮の中で「アメリカに生まれさせてくれ」と交渉し続けるよ。

らしい言い回しだなとおもったのと、とても自国を好きでいることが伝わってきました。バフェット氏の人間性が伝わる内容になっていたのであえてこの部分の記事に入れさせていただきました。

いかがでしたでしょうか?

個人的に感じたのは働く環境や一緒に働く人を自分で選ぶ大切さと、投資において必要なマインドをどう持つべきかの参考になる内容だったと感じました。

多くの人に影響を与えるバフェット氏の発言についてはこれからも記事にしていこうと思います。

またバフェット氏が珍しくテレビ出演をした際の発言について下記の記事でまとめていますのでぜひあわせて読んでみて下さい。

最後まで読んでいただきましてありがとうございました!

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プロフィール
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セカユタ

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主に米国株を中心とした資産形成の基礎知識や市場の現状についてまた節約や副業についての情報も一部ですが発信しています。
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