【広瀬隆雄さん】米国株は買い場を提供(意見変更)

株式投資

米国の状況は足元では経済はとても強い中で高金利が続いている中でも、インフレについてはなかなかおさまらずにラストワンマイルの大変さを感じている方が多いのではないでしょうか。

上記のような状況から市場参加者の利下げ予想も2024年の年初は年6回を予測していましたが現在は後退し続けています。利下げがなくともソフトランディングが成功して業績相場へ移行するのではないかとも予測も出ています。

このような市場の中で広瀬隆雄さんが2024年4月23日にSBI証券のサイトで「米国株は買い場を提供している」との記事を出されました。またインヴァスト証券のサイトで4月11日に3月の消費者物価指数(CPI)について言及もしていましたのであわせて内容をシェアしたいと思います。

ということで今回は「【広瀬隆雄さん】米国株は買い場を提供」についてです。

【この記事をみて分かること】
・消費者物価指数(CPI)の現状
・利下げ予測
・マーケットの現況
・企業業績と買い場へ転換
・広瀬氏の最新記事まとめ

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消費者物価指数(CPI)の現状

TRADING ECONOMICSより

【2024年3月CPI】
予想:3.4%
結果:3.5%

米国労働省が4月10日に発表した3月の消費者物価指数(CPI)の上昇率は前年同月比3.5%と予想3.4%を上回り、先月の3.2%上昇から2カ月連続で伸び率が上昇。

TRADING ECONOMICSより

【2024年3月コアCPI】
予想:3.7%
結果:3.8%

変動の大きいエネルギーと食料品を除いたコア指数についても前月と変わらず、同3.8%と予想3.7%を上回り上昇。

広瀬氏はこの点について1月、2月のガッカリさせられる結果に続いて今回も物価統計は市場を落胆させる結果となり、中身的には自動車保険や医療費など、FRBが注意深く見守ると指摘した項目での値上がりが目立ったと述べていました。

また日本貿易振興機構(JETRO)が出している最新の「ビジネス短信」によると前年同月比でエネルギーが2.1%上昇(前月1.9%下落)と上昇に転じていて3月のCPIの上昇幅拡大は、このセクターが上昇に転じたことが最も大きく寄与しているとしています。

同記事の中で確認するとブルームバーグ・エコノミクスのアンナ・ウォン氏らは「FRBは今回のレポートから、ディスインフレの勢いが鈍化しているという強いシグナルを受けとめる可能性が高い。われわれは最初の利下げ予想をこれまでのベースラインの6月から7月に後ろ倒しにするつもりだ」と述べているとのこと。

さらにシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)の調査では、6月の利下げ開始を想定する者が同指標公表前の56.1%から17.8%(日本時間4月11日午前11時30分時点)にまで大きく低下。3月の雇用統計の結果とあわせ、利下げ開始時期が後ずれする可能性が高まっているとしていました。

このように有識者や調査からも利下げの予想が後退していることは理解できると思います。では次章では利下げ予想についてもまとめておこうと思います。

利下げ予測

インヴァスト証券の記事(4月11日)で広瀬氏は今回の消費者物価指数の発表に先立ち連邦準備制度理事会(FRB)の高官は「年内3回の利下げというのが基本シナリオで問題ない」ということを繰り返し述べていましたと仰っていました。

市場参加者もそういうFRBの楽観的な見方に勇気づけられていたわけですが、10日のデータは「明らかに利下げは無理!」と感じさせるものだったと。今回のデータを受けてこれまで「年内3回」と考えられてきた利下げシナリオは「年内2回」に後退したと述べていました。

また2024年4月11日のロイターでは「米3月CPI+3.5%に加速、予想上回る 利下げ予想9月に後ずれ」と報じていて、市場では米連邦準備理事会(FRB)が9月まで利下げを見送るという観測が強まっていて、FRBが今年利下げを行う回数は2回のみと予想。従来は3回の利下げを織り込んでいたとの内容でした。

では2024年4月29日時点の市場参加者の予想をCMEのFedWatchツールで確認しておこうと思います。

CMEのFedWatchツールより

広瀬氏の記事が出てから2週間程度ですがなん年内は9月の1回との予想になっています。この点は頭に入れておくといいかと思います。最新の情報はこのブログでもお伝えをしていきますね。

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マーケットの現況

インヴァスト証券の記事(4月11日)ではこの発表を受け10年債利回りが4.5%の心理的に重要な水準を突破していたとのことでした。

CNBCサイトより

実際にCNBCのサイトで2024年4月29日時点で確認をしておくと4.628%となっていました。

広瀬氏は長期金利の上昇は株式バリュエーションにとってマイナスであり、折から米国は4月15日の確定申告の締め切りを控え、納税のためのキャッシュを温存する必要から個人投資家は動きにくいとの見解。

この時点ではこのようなことから考えて目先米国株は横這いの展開を予想すると広瀬氏は仰っていました。

さらにSBI証券サイト記事(2024年4月23日)では4月に入って4月19日(金)の大引けまでの間に米国を代表する株価指数であるS&P500指数は-5.46%下落していて、その主な原因は中東における地政学リスクだと述べています。

さらに米国連邦準備制度理事会(FRB)の高官は最近の強い経済統計を見て利下げのタイミングに関して「もっと後になるだろう」という発言をしており、金利面での援護射撃も無いことが明らかになったと仰っていました。

上記の内容から市場参加者のセンチメントはブルではなくベアになっていると捉えられるのでないでしょうか。

実際には2024年4月29日現在のセンチメントをFear and Greed Indexで確認しておきます。

Fear and Greed Indexより

現在は恐怖(42)となっていました。1週間前の38よりはニュートラル寄りになってきましたが1ヶ月前と比較すると貪欲(69)の水準でしたので確実に恐怖を感じていることが分かります。

もちろんこのデータが全てではありませんが恐怖の領域に入ると買いのシグナルだと言われています。

ですので広瀬氏も仰っていたように市場参加者は地政学リスクや利下げの後退を受けて心理状況が変わっていると理解ができるのではないでしょうか。

またSBI証券サイト記事(2024年4月23日)では企業業績について広瀬氏は言及されていて、その流れで「買い場」への転換を予想されていましたので次章でまとめておきますね。

企業業績と買い場へ転換

2024年第1四半期の決算発表シーズンが始まっており、いまのところ特に異変は感じられないと広瀬氏は述べています。

またこれまでにS&P500指数採用銘柄の14%が決算発表を済ませ、そのうちの74%がEPS面でコンセンサス予想を上回りました。これは過去10年間の平均と一致しています。

なお今後の業績見通しに関しては二つの大型製薬会社が相次いでM&Aを発表、暖簾代償却コストなどの要因でそれら企業の今後の予想利益が下がったと言っています。これは買収に絡む一時的な要因なので無視すべきだと広瀬氏は仰っていました。

さらにS&P500指数のコンセンサスEPS予想は去年から今年にかけてが+10%、今年から来年にかけてが13.9%成長となっており全体としては業績は良い感じで伸びると予想されています。

SBI証券サイト「米国株は買い場を提供している」より

S&P500指数のコンセンサスEPS予想は去年から今年にかけてが+10%、今年から来年にかけてが13.9%成長となっており全体としては業績は良い感じで伸びると予想されています。向こう12か月の予想EPSに基づくとS&P500指数は19.9倍の株価収益率(PER)で取引されており、これも経済好調、企業業績好調な局面での米国株のバリュエーションとしては無理のない水準です。

以上のようなことを考え合わせると、最新の広瀬氏の見解としては地政学リスクに過剰反応している今のマーケットは買い場であると考えると仰っていました。

広瀬氏の最新記事まとめ

今回は広瀬氏の最新記事より買い場へ転換したことについてまとめてきましたがまずは3月の消費者物価指数について言及されていました。

【2024年3月CPI】
予想:3.4%
結果:3.5%

【2024年3月コアCPI】
予想:3.7%
結果:3.8%

広瀬氏はこの点について1月、2月のガッカリさせられる結果に続いて今回も物価統計は市場を落胆させる結果になったと述べていました。移民の受け入れなどの影響も相まっていて米経済の底堅さが浮き彫りになっていました。

また消費者物価指数の結果をうけて利下げについても言及をされていて、このようなことから考えて目先米国株は横這いの展開を予想すると広瀬氏は4月11時点で述べていました。

ですがSBI証券サイト記事(2024年4月23日)では広瀬氏も仰っていたように市場参加者は地政学リスクや利下げの後退を受けて心理状況が変わってきていて、投資家心理は3月までのブルからベアへ移行してきたとこが理解できました

そして最後に企業業績について言及をされていてS&P500指数のコンセンサスEPS予想は去年から今年にかけてが+10%、今年から来年にかけてが13.9%成長と予想されています。

また向こう12か月の予想EPSに基づくとS&P500指数は19.9倍の株価収益率(PER)で取引されており、これも経済好調、企業業績好調な局面での米国株のバリュエーションとしては無理のない水準だと広瀬氏は言っています。

以上のようなことを考え合わせると、地政学リスクに過剰反応している今のマーケットは買い場だと広瀬氏は意見変更をしてました。

ちなみにみなさんの意見としてはどのような予想をお持ちでしょうか。もちろん広瀬氏の予想が全てではありませんので一意見として参考にして自身のポジションを検討してみてはいかがでしょうか。

最後まで読んでいただきましてありがとうございました!

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