【ばっちゃまさんも紹介】2019年以来の強気シグナルが点灯【S&P500の上昇予想】

株式投資

この記事の投稿は2023年5月4日になりますが米国では政策金利が0.25%の利上げが決定しました。
また「いくらかの追加的な引き締めが適切」との文言が削除されたようです。

あくまで利上げ打ち止めの可能性を示唆ではありますが出口がより鮮明に見えてきた日になりましたね。

この発表の少し前になりますが4月28日のばっちゃまさんの動画でも紹介されていたのですがカーソン・グループのチーフ・マーケット・ストラテジストであるライアン・デトリック氏が非常に珍しい株価指標の強気シグナルが点灯についてお話をされていました。

ちなみにデトリック氏はロイターやブルームバーグなど米国市場で有名な記事で度々名前が上がる人物。
そのデトリック氏が今後さらに株式が上昇する可能性があることを示唆しているようです。

ということで今回は「ライアン・デトリック氏が提唱する珍しい株価指標の強気シグナルが点灯」についてです。

5月~9月のアノマリーから今後半年はジリジリした展開が予想されていますよね。
今回の内容は今後の見通しについて前向きになれる内容なのでぜひ最後まで読んでみて下さいね。

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それではデトリック氏が言うポジティブなシグナルについて解説していきますね。

ポジティブなシグナルが点滅

「20年以上この仕事をしているが、ほぼ全員が景気後退の到来と株価の暴落に同意をしているが、データがそれを全く示していない時期はみたことがない」とデトリック氏は言います。

また投資家は株式市場にもっと注目すべきだとも言及されていました。

デトリック氏によると最近の製造業データに見られるような経済の弱さは、昨年の株式市場の20%の売り越しによってすでに予兆されていると。
そして今年にはいってからの見事な回復ぶりは、今後数四半期に渡って経済が回復するのに苦労しないことを示唆しているとも言っています。

またこの15ヶ月間で600万人近い雇用が創出されたことも彼の不況回避論を裏付けているのではないでしょうか。
「雇用情勢がこれほど好調で、消費者が健全であれば景気後退はあり得ない」とデトリック氏は仰っています。

この他にも今年は多くのポジティブなシグナルが点灯していると。
市場の幅を示すポジティブなシグナルを全て重ね合わせると今年も株高が続く可能性が高いとデトリック氏は考えているようです。

デトリック氏がいう強気な7つのシグナルをご紹介していきますね。

1.強い1月、強い1年

S&P500指数が1月にプラスのリターンを記録した場合はその年の残りの期間は86%の確率で高くなる。

1月アノマリーと言われるものですよね。

Carson Investment Research FactSetより

※1月がポジティブ(プラス)で終わるのデータを赤枠で囲ってあります。

1月がポジティブ(プラス)な場合は1年の平均リターンは11.9%。
また中央値は13.3%でその年がプラスで終わる確率は86.0%となっていました。

一方で1月がネガティブ(マイナス)で終わった場合も見ておくと1年平均は2.1%で中央値も低く3.5%ととても低い数字です。
さらにその年がプラスで終わる確率は60.0%となっていたとのこと。

26%もの乖離があることが分かりますよね。
ちなみにYahooFinanceで1月トータルリターンをチャートでみるとこちらです。

Yahoo Financeより

【年初来1月トータルリターン】
S&P500:6:60%

しっかりとプラスで終わっていました。
それでは次のシグナルを解説していきますね。

2.下落した年の後に大きな1月を迎える

S&P500がマイナスだった翌年1月に5%以上で上昇した場合は通年では一度も下落したことがなく、平均して約30%の上昇となると言います。

※下落の翌年

Carson Investment Research FactSetより

確かに1年を通してマイナスだった翌年1月がプラスで終わっている場合は今までは100%の確率でその年はプラスで終わっていました。

さらに数字をみると20%〜45%の上昇です。
平均でみると約30%のリターンとなりますよね。

3.12月の安値より上にとどまる

S&P500が今年のように第1四半期に12月の安値を上回った場合は残りの期間は92%の確率で上昇。
平均すると約11%の上昇を記録しています。

4.Back-to-back gains

これは2四半期連続で株価がプラスという意味です。

S&P500が過去2四半期のように5%以上の上昇を連続して記録した場合は翌年の株式市場は87%の確率で上昇すると言います。
その平均上昇率は13.5%。

5.好調な最初の5日間

今年のようにS&P500が年初の5取引日で1%以上で上昇した場合は株価は87%の確率で上昇する。
平均上昇率は15%。

これも1月アノマリーと言われるものですよね。
こちらもチャートでみておきます。

Yahoo Financeより

【年初来1月の5取引日トータルリターン】
S&P500:2:49%

5取引日で1%以上のリターンがありました。

6.四半期で7%以上の上昇

今年のように第1四半期にS&P500が7%以上で上昇した場合は通年リターンがマイナスになったことがない。
平均上昇率は23%.

7.珍しいツヴァイクのブレッドスラスト

株式市場の参加度を測るこの珍しい指標は2019年以降初めて点滅したところだそうです。
ちなみにこの指標が点滅したS&P500は1年後に14回中で14回上昇しているとのことです。

平均すると23%上昇。

ばっちゃまさんの動画では話されていませんでしたがこの指数についてMONEYINSIDERの記事でデトリック氏の言葉がまとめられています。

その記事の中でデトリック氏は「ZBTインジケーターが最後に発動したのは2019年の初頭だと」。
それ以前では2015年10月、2013年10月、2011年10月、2009年3月に点滅している」仰っています。

ちなみに2009年3月はS&P500が世界金融危機で最安値を記録したわずか2 週間後のことだったようです。
また「1950年以来このようなことは14回しか起きておらず、S&P500はいつも1年後には上昇している」とデトリックは述べていて平均および中央値の1年間のリターンは23%であったことを付け加えました。
一方でZBTインジケーター発動後の6カ月の平均リターンは17%だったとのこと。

ちなみにデトリック氏が言っている強気シグナルのような市場の現況について米国市場の情報収集は「オックスフォードインカムレター」がおすすめ。

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S&P500の過去30年

動画には出てきませんでしたが面白いデータを見つけましたので最後にお伝えします。

macrotrendsというサイトで1928年からのS&P500の年間変化率を示すインタラクティブチャート。
ちなみに各年の最終取引日の前年最終取引日からの変化率として計算されているとのこと。

macrotrendsよりmacrotrendsより

実際のデータをみていくと・・・
1937年は−38.59% 翌年の1938年は+25.21%
1974年は−29.72% 翌年の1975年は+31.55%
2002年は−23.37% 翌年の2003年は+26.38%
2008年は−23.49% 翌年の2009年は+23.45%

そして昨年2022年は−19.44%でしたので2023年は+20%以上の可能性があります。

唯一ですが下記の時のみ該当せずでした。
1930年−28.48%で翌年は−47.07%

結論でいうと6回中で5回が前年の変化率が−18%以上の場合は翌年の変化率は+20%以上という点です。 

このようなデータやデトリック氏が言うシグナルからみても1年を通してみた場合にはおおきなプラスで終わる可能性はおおいにあると解釈できるのではないでしょうか。

デトリック氏の言葉をまとめると

景気後退への懸念が高まっているにもかかわらず株式市場は強気シグナルを次々と生み出しています。
デトリック氏はアップサイドサプライズを示す7つの兆候に注目してるんです。

シグナル1 強い1月、強い1年
シグナル2 下落した年の後に大きな1月を迎える
シグナル3 12月の安値より上にとどまる
シグナル4 Back-to-back gains
シグナル5 好調な最初の5日間
シグナル6 四半期で7%以上の上昇
シグナル7 珍しいツヴァイクのブレッドスラスト

「2023年に株式の強さが続く確率が高いと考えている」とデトリック氏は言っています。

これからの半年は株価が重い展開になる可能性があります。
それを考えた時にデトリック氏がいう兆候のように年末には上昇することが予測できるのはとても心強いと思います。

ですが投資については未来を約束できるものはありません。
だからこそこのように過去のデータからの予測を知っておくことはとても重要だと考えています。

1つの可能性として参考にしてみて下さいね。

最後まで読んでいただきましてありがとうございました!

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