【日本初グローバルサウス投資信託】EXE-i グローバルサウス株式ファンドとは【バフェット太郎さんも紹介】

投資信託

2010年代はGAFAMが市場を牽引して米国株が投資ブームとなっていました。ですが2020年になりその様相が変わりつつあります。実際に最近はインドが注目されうようになってきたのではないでしょうか。

またインドだけではなくグローバルサウスに注目が集まり始めています。

ですがグルーバルサウスへの投資では各国にそれぞれ投資をすることしかできなかったのですが10月にグローバルサウス全体に投資が可能な「EXE-i グローバルサウス株式ファンド」が設定されます。

ということで今回は「グローバルサウス全体に分散投資ができるファンド」についてです。

【この記事をみて分かること】
・グローバルサウスとは
・なぜグローバルサウスがブームになるか
・EXE-i グローバルサウス株式ファンドとは
・投資対象ファンド
・信託報酬と申し込み手数料
・注意点

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グローバルサウスとは

アジア経済研究所 (グローバルサウスと世界)第1回 グローバルサウスの経済的影響力―世界経済の「第三の極」をどうとらえるかより

グローバルサウスとは南半球を中心とした進行・途上国の総称で西側にも東側にも属さない第3極として捉えられている地域になります。

グローバルサウスに明確な定義は存在しないとのことですがイメージに沿ういくつかのグルーピングは存在していてひとつは新興国で形成する国連の枠組み「77カ国グループ(G77)」

※中国を含めない場合、G77は133カ国になる

また経済協力開発機構(OECD)による「政府開発援助(ODA)受け入れ国」も途上国を示すグループの例として用いられていることからグローバルサウスのイメージとも近いといえるようです。

■グローバルサウスの経済規模

アジア経済研究所 (グローバルサウスと世界)第1回 グローバルサウスの経済的影響力―世界経済の「第三の極」をどうとらえるかより

グローバルサウスの国々は着実に経済的な存在感を増してきていてたとえば名目GDPを見ると2000年から2020年に世界の経済規模は2.5倍に拡大しています。

先進7カ国(G7)のシェアは低下する一方で中国のシェアが急増するとともにG77でみた「グローバルサウス」のシェアが増加。G7のシェアは2000年には世界の3分の2を占めていたが2020年には半分を切っていてG77のシェアは2000年の11.1%から2020年には16.4%に上昇をしています。

さらに2020年の時点でG77の人口シェアは全世界の58.9%を占めていて将来にわたって経済的な存在感が増すというシナリオはけっして不自然ではないですよね。

■グローバルサウスへの期待

上記で解説してきたように今後の成長性はご理解は頂けたかと思います。

さらに各国のグローバル企業(国内以外での拠点を持つ)が土地・人件費を考慮してグローバルサウスへ拠点を移動させていますよね。数多くのグローバル企業が移管させていますが例えばアップルが脱中国からインドへ拠点を移動させているのは有名な話ではないでしょうか。

また日本で有名なソニーも日米欧など中国以外で販売するカメラのほぼ全量をタイの工場での生産に切り替えているようです。このように各国の企業単位でもグローバルサウスへの投資が拡大されています。そのため我々、個人投資家もグローバルサウスへの投資を検討することは重要になるのではないでしょうか。

なぜグローバルサウスがブームになるか

この点についてはバフェット太郎さんの動画より抜粋して解説していきますがまず米国株ブームが終わったからと言っていました。それは世界の株式相場というのは過去10年ブームになった投資対象がその後の10年低迷する傾向があるからということ。

【過去のブーム】
1950年代 ⇒ ドイツ株
1960年代 ⇒ 米国株
1970年代 ⇒ 金
1980年代 ⇒ 日本株
1990年代 ⇒ 米国株
2000年代 ⇒ 新興国(BRICS)
2010年代 ⇒ 米国株(GAFAM)

上記のように過去10年ごとに投資ブームが大きく変わっていることが分かりますよね。そしてバフェット太郎さんは西側諸国(欧米)と東側諸国(中露)の対立が深まる中で世界の製造メーカーが「ニアシュアリング」を進めている点に言及していました。

ちなみにニアシュアリングとは生産拠点を最終消費地の近いエリアに移転させることで例えば米国の場合は生産拠点を中国からメキシコへの移転が増えているとのこと。また有名なところでAppleは安価で大量な労働力人口を抱えるインドやベトナムに製造拠点を移していますよね。

そしてこの流れについてバフェット太郎さんは一過性ではなくて持続的なものだと予想されていて投資マネーの流出について過度な心配はいらないと仰っています。さらに中期での投資が可能であることで投資ブームになりえると予想をされています。

ですがこれまではグローバルサウスにまとめて分散投資をすることができるインデックスファンドが日本にはありませんでした。そのためインド株ETFやインドネシアETFなど国ごとに分散投資する必要がありました。

そこでSBIアセットマネジメントからグローバルサウスだけにまとめて分散投資が可能なEXE-i グローバルサウス株式ファンド」が発表されました。

EXE-i グローバルサウス株式ファンド

【運用会社】
SBI アセットマネジメント株式会社
【募集開始】
2023 年 10 月 5 日
【設立】
2023 年 10 月 20 日

■国別GDP構成比率

SBIグローバルアセットマネジメント 公式サイトより

【構成比率】
インド:16.3%
ブラジル:9.3%
メキシコ:6.8%
インドネシア:6.4%
サウジ:5.3%

その他で2075年に世界のGDPランキングで上位10カ国にランクインが予想されているナイジェリア・エジプト・パキスタンも含まれています。

■構成国比率

バフェット太郎の投資チャンネルより

【構成比率】
インド:17%
ブラジル:15%
メキシコ:9%
インドネシア:8%
サウジ:7%

ちなみに上位5カ国で全体の56%を占めることが予定されています。

ここでバフェット太郎さんはインドの比率に言及していました。内容としてはインドの時価総額が約1兆2000億ドルに対してブラジルは約4000億ドルと3倍差になることを考えると時価総額ベースで見てインドの割合を増やしたいと思う人がいるのではと言っています。

インド株:20%
グルーバルサウス:70%

その場合は上記のように資金を振り分けることで概ねインドの比率がブラジルの3倍になるので時価総額ベースの構成比率になると説明されています。

ですがポートフォリオの全てをグローバルサウスが占めてしまうことはかなりリスクが高くなるので必ず米国株などにも分散投資をするようにと注意換気をされていました。

【ポートフォリオ比率例】
米国株:75%
グローバルサウス:20%
インド株:5%

では次の投資ブームに乗れると予想をされていました。では次章では投資対象ファンドをみていこうと思います。

ちなみにグローバルサウスの情報を確認はmoomoo証券アプリがおすすめ。

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投資対象ファンド

SBIグローバルアセットマネジメント 公式サイトより

上記は一部になりますが主にブラックロックのインデックスファンドが組入られています。現在発表されている投資対象ファンドを確認したい方はこちらからみることができますのでぜひ。

またSBIアセットマネジメントのお知らせを確認すると投資対象ファンドすべてに投資するとは限らず各国の実質的な組入比率が GDP 比率通りにならない場合もあるようです。また投資対象ファンドの投資国によってはグローバルサウス以外の新興国もしくは先進国の株式に一部実質的な投資が行われる場合があるとなっていました。

この点は実際に運用が開始されてから内容をみていく必要がありそうですね。

信託報酬と申し込み手数料

■信託報酬

実質的な信託報酬が0.582%程度

主にETFを活用してコスト(信託報酬)を低く抑えています。
ちなみに先程ご紹介した組入ETFの信託報酬と比較をしておきますね。

ETF名信託報酬
EXE-i グローバルサウス株式ファンド0.58%
SBI・i シェアーズ・インド株式インデックス・マ ザーファンド0.46%
i シェアーズ MSCI ブラジル ETF0.58%
i シェアーズ MSCI メキシコ ETF0.50%
i シェアーズ MSCI インドネシア ETF0.58%
i シェアーズ MSCI サウジアラビア ETF0.74%

上記5つのETFと比較してみましたがそこまで大きな乖離はなかったのでそこまで気にする水準ではなかったといった印象です。むしろ分散投資を考えた場合には許容範囲と感じるのはないでしょうか。

■申し込み手数料なし(ノーロード)

ちなみにノーロードとはなにかを簡単に解説しておきます。
この点についてはSMBC日興証券のサイトの内容がわかりやすかったので抜粋しておきます。

ノーロード・ファンドとは販売手数料がかからない投資信託のこと。投資信託の販売手数料のことをロード(load)と呼ぶことから販売手数料が無料の投資信託をノーロード・ファンドと呼びます。また販売手数料は証券会社がある程度自由に設定することができるため同一商品でも販売会社によって異なる場合があります。

幅広くグローバルサウスに分散投資が可能で実質的な信託報酬が0.582%程度なのは「EXE-i グローバルサウス株式ファンド」の特徴になるのではないでしょうか。

注意点

この点はバフェット太郎さんも動画で説明されていましたがグローバルサウスは永久保有には不向きな投資対象なので2030年前後に売りぬく必要がありそうです。

グローバルサウスは長期での成長が見込めるのになぜ売る必要があるかというと株価は将来の成長を先に織り込んでしまう関係で割高になりある時点から株価が長期停滞局面になる可能性があると予想されていました。

また先程も解説しましたが10年ごとの投資ブームがあることことからも割高な株価になりえるグローバルサウスが2023年ごろに停滞局面になると仰っています。上記についても理解をしたうえでグローバルサウスに興味がある方は少額からでもぜひ検討してみて下さい。

最後まで読んでいただきましてありがとうございました!

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