米国市場は決算シーズンの真っ只中で連日ですが多くの企業の情報を目にしているではないでしょうか。また詳細は後述しますがFactSetによると2024年1月26日現在で&P500種構成企業の25%が実際の業績を報告したとされていました。
そして多くの個人投資家が注目しているGAFAMの決算発表まですぐそこの時期にきました。そんな中で2024年1月26日に楽天証券のトウシルで広瀬隆雄さんが「GAFAMの決算の見どころ」という記事を出されました。
この記事では個人投資家も参考になる注目ポイントを言及されていましたので内容をシェアしたいと思います。
ということで今回は「【広瀬隆雄さん】GAFAMの決算の見どころ」についてです。
【この記事をみて分かること】
・S&P500種構成企業の決算状況
・Google(アルファベット)
・Apple(アップル)
・Meta(メタ)
・Amazon(アマゾン)
・Microsoft(マイクロソフト)
・AIへの取り組み
・投資家の注目ポイント
【ウィブル証券】世界全体で4,000万人以上の投資家が使う証券口座
・米国株の取引手数料無料
・海外ETF取引手数料無料
・1株未満株取引手数料無料
2024年1月31日まで初回10,000円入金でもれなく2,000円もらえます!
S&P500種構成企業の決算状況
記事の内容をシェアする前に現状の決算状況を2024年1月26日現在のFactSetよりお伝えをしておこうと思いますが2023年第4四半期(S&P500種構成企業の25%が実際の業績を報告)についてS&P500種構成企業の69%がEPSサプライズ、68%が売上高サプライズを報告。
【収益の減少】
2023年第4四半期のS&P500の混合(前年同期比)減益率は-1.4%で、仮に-1.4の場合は過去5四半期で4回目の前年同期比減益。
【業績修正】
12月31日現在、S&P 500種構成企業の2023年第4四半期の推定(前年同期比)増益率は1.5%で、12月31日時点と比較しては6つのセクターが減益を発表。
【収益ガイダンス】
2024年第1四半期について、S&P500種構成企業は14社がマイナスのEPSガイダンスを、9社がプラスのEPSガイダンスを発表。
【バリュエーション】
S&P 500種構成企業の12ヶ月先PERは20.0。このPERは5年平均(18.9)、10年平均(17.6)を上回っています。
またFactSetによるとマグニフィセント7に含まれる企業の多くがここ数週間で株価が過去最高値を更新しているため今後を予想していました。
■マグニフィセント7は第4四半期のS&P500の収益を押し上げるか?
FactSetはイエスと予想していてテスラを除く6社がS&P500の前年同期比でプラスに寄与する上位6社になると予想。これら6社を合計すると第4四半期は前年同期比53.7%の増益となる見込みんでいました。
またこの6社を除いたS&P500の残り494社のブレンド(実績と推定を合わせたもの)の減益率は-10.5%で全体としては2023年第4四半期のS&P500種構成企業全体の混合減益率は-1.4%としています。
ではマグニフィセント7の中でも多くの投資家が注目しているGAFAM(グーグル、アップル、フェースブック(メタ)、アマゾン、マイクロソフト)の決算の見どころを現在のチャートと広瀬氏の言葉を交えてまとめていきますね。
ではGAFAMの決算予定とコンセンサスを確認して、現在地をチャートを含めてまとめておきますのでぜひ確認をしておいて下さいね。ちなみにティッカーシンボルをクリックするとBloombergで最新情報を確認できるようにしてきました。
Google(アルファベット)
【発表】
2024年1月30日(火)の引け後
【コンセンサス予想】
EPS:$1.59
売上高:851.8億ドル
【チャート】
【株価:2024年1月27日】
153.79ドル
【トータルリターン】
年初来:+9.13%
1年:+55.09%
Apple(アップル)
【発表】
2024年2月1日(木)引け後
【コンセンサス予想】
EPS:$2.10
売上高:1180.6億ドル
【チャート】
【株価:2024年1月27日】
192.42ドル
【トータルリターン】
年初来:-0.06%
1年:+34.41%
投資格付機関「Weiss Ratings」が厳選25銘柄を無料公開
・10,000銘柄以上より25銘柄を厳選
・本場アメリカでは有料となる情報
この機会にぜひ見ておいて下さいね!
Meta(メタ)
【発表】
2024年2月1日(木)引け後
【コンセンサス予想】
EPS:$4.83
売上高:390.1億ドル
【チャート】
【株価:2024年1月27日】
394.14ドル
【トータルリターン】
年初来:+11.35%
1年:+167.58%
Amazon(アマゾン)
【発表】
2024年2月1日(木)引け後
【コンセンサス予想】
EPS:79¢
売上高:1659.4億ドル
【チャート】
【株価:2024年1月27日】
159.12ドル
【トータルリターン】
年初来:+4.73%
1年:+60.37%
Microsoft(マイクロソフト)
【発表】
2024年1月30日(火)の引け後
【コンセンサス予想】
EPS:$2.76
売上高:611.0億ドル
【チャート】
【株価:2024年1月27日】
403.93ドル
【トータルリターン】
年初来:+7.42%
1年:+64.32%
AIへの取り組み
広瀬氏はこれら全ての決算発表で注目される点は「AIに、どう取り組んでいるか?」だと述べていました。これらの企業の中であたまひとつ他社をリードしているのはマイクロソフトだと。そのマイクロソフトはこれまでに130億ドル以上をチャットGPTの親会社であるオープンAI社に投資してきていて、「コパイロット」というブランドでAIサービスを提供します。
AIは比較的たくさんの演算能力を消費しますが負担軽減のため「簡略版」AIも開発中だと伝えられていいて、AIはプロダクティビティー・ツール、すなわち作業の効率をUPするソフトウェアなので仕事の場面で使われる「エクセル」や「ワード」に代表されるプロダクティビティー・ツールを主力としているマイクロソフトとは相性が良いと仰っていました。
またマイクロソフトと並んでAIに積極的に先行投資しているのはメタで同社は今年だけで70億ドルを35万個のエヌビディアのAI半導体に投入していいて、すでに稼働しているものと合わせ60万個のAIチップに支えられたサービスを構築しておくと広瀬氏は述べていました。
さらに早くからAIに注目してきたアルファベットやアマゾンもこのような動きを座視しているわけではなく、それぞれAIに取り組んでいてAIをサービスとして外部に提供するにとどまらず、自社内でAIを活用してどんどん仕事の能率をアップしています。その節約を証明するために余剰となった人員の解雇を発表している点を言及していました。
つまりGAFAMはAIで商機が増える、自社のコストのスリム化を図るという事をアグレッシブに追及していると広瀬氏は仰っていました。
投資家の注目ポイント
投資家は、一歩下がって巨視的にアメリカ企業全体を見た場合は「AIの導入がどのように労働生産性の向上につながるか?」という点を注視していて、このところGAFAMに再び市場参加者の人気が戻ってきているのも、そのような新しいテーマの浮上に大いに関係していると広瀬氏は予想。
またインターネットが怒涛の勢いで普及した1995年から2000年にかけてはアメリカの黄金時代であり、GDP(国内総生産)成長率はトレンドラインより上で成長しましたし、労働生産性の持続的な向上にも目を見張るものがあったとのこと。つまりアメリカの競争力はアップし、経済は強靭になったのと述べています。
そして1995年から2000年にかけては米国経済がソフトランディングを実現した時期と一致していて、結果として株式のバリュエーションは大きなマルチプル・エクスパンション(=PER:株価収益率の拡大)を経験したとのことでした。
いま、あれから30年近い年月を経た後、アメリカは再びAIという技術革新で飛躍期に入っているのかもしれないとのこと。ですのでそれを確認するできるのがGAFAMの決算ならびに決算カンファレンスコールになるのでその点に注目をしてみてと広瀬氏は仰っていました。
このようにGAFAMに限らず気になる企業の決算報告を確認する方法を下記の記事でまとめましたのでぜひあわせて読んでみて下さいね。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
【米国株取引・海外ETF取引手数料無料】ウィブル証券アプリがおすすめ
・24時間注文・16時間リアルタイムで取引可能!
・56種テクニカル指標・17種類のチャート編集!
・世界中でなんと4,000万人以上がダウンロード!
2024年1月31日まで初回10,000円入金でもれなく2,000円もらえます!
※当ブログではアフェリエイトによる広告を掲載しています※