【バロンズダイジェスト】利下げ予想で上昇期待の米国小型銘柄【有望5銘柄も紹介】

投資信託

2022年からFRBがインフレを抑えるために政策金利の利上げを行ってきまた影響から株価にとっては圧力になっていました。ですがマグニフィセント・セブンの活躍によって2023年は米国ではS&P500などの株価指数をみても2桁上昇した年になりました。そして2023年後半にはようやくですが利上げ完了がある程度みえてきたことと利下げがいつはじまるかがFOMCの議題にされるようにもなってきました。

このことにより今まで金利上昇の影響をもろに受けてきた中・小型株の株価が上昇をはじめて巣立っくきました。実際に中・小型株銘柄で構成されているラッセル2000指数も2023年12月のリターンをみると米国三指数(S&P500・ナスダック・ダウ)を倍近くアウトパフォームしはじめてきました。

そんな時期に2023年12月24日にトウシルのバロンズ・ダイジェストで「大型ハイテク株からいよいよ小型株へ」というレポートが出ていてその中で本誌が選ぶ有望な小型株5銘柄が紹介されていましたのでシェアしたいと思います。

ということで今回は「バロンズが注目している2024年期待の小型株5銘柄」についてです。

【この記事をみて分かること】
・バロンズダイジェストとは
・小型株の魅力
・米国の現況について
・ブルーミング・ブランス
・ダイン・ブランズ・グローバル
・バンク・オブ・カリフォルニア
・ワン・ウォーター・マリン
・ヒレンブランド

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バロンズダイジェストとは

まずはバロンズダイジェストについてご説明をしておこうと思いますがダウ・ジョーンズ社が発行する米国の投資週刊誌『バロンズ』から、日本の投資家にとって役立つ記事を抜粋・要約したレポートです。また米株式市場に精通したプロが翻訳・監修しているため、わかりやすく1921年の創刊以来、アメリカの投資家から絶大な支持を受けているようです。

バロンズ・ダイジェストは楽天証券の投資情報メディアであるトウシルで閲覧できますが楽天証券会員登録(口座開設)が必要になるためもし口座をお持ちの方は詳しくみることができます。そして今回はその2023年12月24日のレポートから現在の米国経済状況を踏まえて小型株の魅力と有望銘柄5社についてシェアさせていただこうと思います。

小型株の魅力

まず黒字の小型銘柄で構成されているS&P600指数は2021年11月の市場最高値から12%下落していて、その主な要因はFRBによる積極的な利上げによるものだとしています。

ロイス・インベストメント・パートナーズの共同最高投資責任者のフランシス・ガノン氏は「小型株はバリュエーション面から依然として割安である。まだ実現していないリセッション(景気後退)を織り込んでいて、市場ではこれからレジームの変化が起こるタイミングで小型株はその変化に乗るはずだ」と述べていました。

ファクトセットによるとS&P600指数構成企業の2024年予想1株あたり利益(EPS)は過去1年で33%減。同期間でみるとS&P500指数構成企業のEPSは9%減と小型株の落ち込みが明らかです。一方でS&P600指数の下方修正された12ヶ月予想EPSに基づく株価収益率は14倍に対してS&P500指数のEPSは19.4倍と小型株は大型株に比べて28%割安であり過去10年間での最も差が広がっている水準とのこと。

米国の現況について

投資家の経済成長・企業収益の伸びに対する懸念に反して、米国の第3四半期の実質GDP(国内総生産)成長率が5.2%と底堅く、インフレはFRBの目標である2%をやや上回るものの下降傾向。その点から投資家はFRBが利下げに転じると考えていて、金利低下は経済のてこ入れと企業収益の見通し改善につながると予想しています。

2024年は経済成長の鈍化が見込まれているが、ソフトランディングの可能性がみえてきていてS&P600指数構成企業の向こう2年間の年率2,6%の売上高成長率を予想。さらにファクトセットはコストインフレが落ち着けばリア益率が上昇してEPSは同期間に年率12.2%の成長が見込まれているとのことでした。

上記をふまえてバロンズダイジェストではS&P600指数の景気敏感セクターからPERが指数平均以下かつ予想の改善から恩恵を受ける前提で2024年予想EPSが下方修正されている銘柄より有望株を5つ選定していました。

ではその5つの銘柄を紹介していきます。
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ブルーミング・ブランス

Yahoo Financeより

(ティッカーシンボル:BLMN)

株価:2023年12月31日】
28.15ドル

【トータルリターン】
年初来:39.91%
1年:45.56%

【直近配当】
3.41%

【企業概要:moomoo証券より】
ブルーミン・ブランズは米国のレストラン運営会社で米国48州、プエルトリコ、グアム他21ヶ国で、カジュアルレストランや高級レストランを運営。「アウトバック・ステーキハウス」、「カラッバズ・イタリアン・グリル」、「ボーンフィッシュ・グリル」、「フレミングズ・プライム・ステーキハウス・アンド・ワインバー」のブランド名で店舗をチェーン展開。

【レポートより】
ジェフリーズのアナリスト、アレキサンダースレイグル氏はEPSは向こう3年で2桁成長が見込まれていると述べています。また目標株価34ドルは足元の株価27ドル弱から27%上昇余地があると水準だとのこと。

ダイン・ブランズ・グローバル

Yahoo Financeより

(ティッカーシンボル:DIN)

株価:2023年12月31日】
49.65ドル

【トータルリターン】
年初来:-23.14%
1年:-20.31%

【直近配当】
4.11%

【企業概要:moomoo証券より】
本社がカリフォルニア州のダイン・ブランズ・グローバルは、米国のレストラン経営会社。全米50州およびカナダ、メキシコなど16カ国で、レストラン「アップルビーズ・ネイバーフッド・グリル・アンド・ババー」と「インターナショナル・ハウス・オブ・パンケーキ」を運営。また、フランチャイズ事業、レンタル事業および金融事業を展開。

【レポートより】
EPSは今年の6.20ドルから2024年には6.42ドルへ上昇すると予想されていて、2024年予想PERは7.5倍とのこと。

バンク・オブ・カリフォルニア

Yahoo Financeより「

(ティッカーシンボル:BANC)

株価:2023年12月31日】
13.43ドル

【トータルリターン】
年初来:-15.69%
1年:-13.12%

【直近配当】
2.98%

【企業概要:moomoo証券より】
バンク・オブ・カリフォルニアは、米国の金融持株会社。子会社を通じて投資顧問、不動産事業に従事。銀行の主要事業は、一般・公共からの預金業務、貸出業務、内国為替業務、外国為替業務および商業、消費者、不動産担保ローンのほか投資業務および経営コンサルティング業務も行う。

【レポートより】
ファクトセットによるとEPSは合併で株式が追加発行されるため、それほど大幅には増えないものの今年の1.29ドルから来年は1.55ドルになると

ワン・ウォーター・マリン

Yahoo Financeより

(ティッカーシンボル:ONEW)

株価:2023年12月31日】
33.01ドル

【トータルリターン】
年初来:18.15%
1年:18.15%

【直近配当】
なし

【企業概要:moomoo証券より】
本社がジョージア州ビュフォードのワンウォーター・マリンは米国のレジャー用ボート小売販売企業。新品および中古ボートの販売、修理・メンテナンスサービス、部品・アクセサリー等の販売に従事。ボート関連のファイナンス、保険商品も取り扱う。テキサス、フロリダ、アラバマ、ノースカロライナ、サウスカロライナ、ジョージア、オハイオ、ニューヨークなどに販売ディーラーを抱える。

【レポートより】
最高値から株価は50%近く下落していて12ヶ月予想PERは9倍。ワンウォーター株を保有するファンド運用するロイスのマイルズ・ルイス氏は「M&A(合併・買収)の最下位じゃ、高度に三文化された市場にと魚号するワンウォーターの潜在的な長期的収益力を投資家に再認識させる役割を果た可能性がある」と述べています。

ヒレンブランド

Yahoo Financeより

(ティッカーシンボル:HI)

株価:2023年12月31日】
47.85ドル

【トータルリターン】
年初来:12.14%
1年:14.31%

【直近配当】
1.86%

【企業概要:moomoo証券より】
ヒレンブランドは米国の企業間取引用製品メーカー。プロセス機器関連事業は、プラスチック、加工食品、化学品、工業用鉱物、電力、石炭採掘などのさまざまな市場に向け、加工アプリケーション用機器とシステムを設計、製造、販売し、修理サービスを提供。「ベイツビル」事業は、埋葬の棺、火葬棺、壷などの葬儀サービス商品を設計、製造し、葬儀業者に販売。

【レポートより】
DAデビットソンのアナリストであるマット・サマービル氏はヒレンブランド株の投資判断を買いとし、目標株価の62ドルに設定しているが「今後の道筋は堅実に見え、地理的にも分散している」と分析しています。

バロンズ・ダイジェストが注目の米国小型株5選

今回は楽天のトウシルで発表されているバロンズダイジェスト「大型ハイテク株からいよいよ小型株へ」よりバロンズが注目している2024年期待の小型株5銘柄をご紹介してきました。

小型銘柄で構成されているS&P600指数は2021年11月の市場最高値から12%下落していてその主な要因はFRBによる積極的な利上げだとのことでした。また米国の第3四半期の実質GDP(国内総生産)成長率が5.2%と底堅く、インフレはFRBの目標である2%を付近まで下降してきています。

上記をふまえてS&P600指数の景気敏感セクターからPERが指数平均以下かつ予想の改善から恩恵を受ける前提で2024年予想EPSが下方修正されている銘柄より有望株を5つ選定していたのでご紹介してきました。

【バロンズ注目5銘柄】
・ブルーミング・ブランス
・ダイン・ブランズ・グローバル
・バンク・オブ・カリフォルニア
・ワン・ウォーター・マリン
・ヒレンブランド

今回の記事の詳細が気になっていてかつ楽天証券の口座をお持ちの方はこちらから実際のレポートが読めますのでぜひ活用してみて下さい。

念のためですがこれは専門的な金融アドバイスではありませんので特定の状況については金融アドバイザーへの相談などをおすすめてしていますのでご了承下さい。

また米国小型株にまとめて投資をしたい方はラッセル2000連動ETFのIWMの記事もあわせて読んでみて下さいね。

最後まで読んでいただきましてありがとうございました!

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