【広瀬隆雄さん】2023年第1四半期決算発表シーズンの総括からみえた注目の7銘柄

2023年5月9日に広瀬隆雄さんがSBI証券で最新記事「【外国株式】第1四半期決算発表シーズンの総括 」を出されていました。

少し前でしたので記事の公開時点では約8割が決算発表を終えていますがその中で印象に残っている個別企業を紹介されています。
ちなみに具体的には下記の7企業になります。

上記の企業に注目をしていてそれぞれに言及しています。
本記事では現在のチャートも見ながらシェアをしておこうと思います。

もちろん投資対象としてもとても興味深い内容でしたのでぜひ最後まで読んでみて下さいね。

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ぜひ活用してみて下さいね。
ではさっそくですが印象に残った銘柄をご紹介していきますね。

マイクロソフト（ティッカーシンボル：MSFT）

【2023年5月24日チャート】

マイクロソフトは全ての部門がそれなりに良い業績を発表。
安定感のある決算だったとのこと。

【EPS】
予想：＄2.23
結果：＄2.45
【売上高】
予想：510.1億ドル
結果：528.6億ドル
【売上高成長率】
前年同期比＋7.1%

プロダクティビティ&ビジネス・プロセス部門売上高は前年同期比＋11%の175億ドルで12月期の＋7％より加速したとのこと。
またインテリジェント・クラウド部門売上高は前年同期比＋16%の221億ドルでした。

アジュールは前年同期比＋27%。
為替要因を除くと＋31%で12月期は＋31％でした。

モア・パーソナル・コンピューティング部門売上高は前年同期比－9％の133億ドルでした。

アップル（ティッカーシンボル：AAPL）

【2023年5月24日チャート】

アップルの第2四半期（3月期）決算はiPhoneが予想以上に良かったことで助けらたとのこと。

【EPS】
予想：＄1.43
結果：＄1.52
【売上高】
予想：928.4億ドル
結果：948.4億ドル
【売上高成長率】
前年同期比－2.5%

・iPhone売上高
予想：492億ドル
結果：513.3億ドル
⇒前年同期は505.7億ドル

・Mac売上高
予想：77億ドル
結果：71.7億ドル
⇒前年同期は104.4億ドル

・iPad売上高
予想：68億ドル
結果66.7億ドル
⇒前年同期は76.5億ドル

・ウェアラブルズ売上高
予想：86億ドル
結果：87.6億ドル
⇒前年同期は88億ドル。

・サービス売上高
予想：211億ドル
結果：209.1億ドル
⇒前年同期は198.2億ドル

新型コロナ後の経済再開で消費者がIT製品などモノの消費から旅行など体験型消費へシフトする中でアップルもハードウェアの売上の不振にあえいでいると仰っています。

また今年は通年ベースでも去年に比べて売上高がダウンになるリスクがあるとも。
さらに同社はサービスへのシフトを進めていますがそのサービス売上高は今期落胆させられる数字だったとのこと。

アップルに関してはウォーレン・バフェット氏がバークシャーの株主総会で称賛していました。
こちらの記事でその内容をまとめていましたのでぜひご興味がある方は読んでみて下さいね。

マリオット（ティッカーシンボル:MAR）

【2023年5月24日チャート】

大手ホテルチェーン、マリオットの第1四半期決算は下記になります。

【EPS】
予想：＄1.84
結果：＄2.09
【売上高】
予想：54.4億ドル
結果：56.2億ドル
【売上高成長率】
前年同期比＋33.7%

RevPAR（客室単価）は前年同期比＋34.3%でうち米国カナダは前年同期比＋25.6%、海外は＋63.1%でした。
ちなみにRevPAR（客室単価）は販売可能な客室1室あたりの収益を表す値のことを指します。

現在第2四半期の1/3が終わったところですがグローバルな予約トレンドは強いとのこと。
ただし世界経済が今後どうなるかわからないので見通しはやや不透明だと仰っています。

また第2四半期のEPSは予想＄2.02に対し新ガイダンス＄2.09～2.15が提示されました。
RevPAR成長は＋10～12％を見込んでいます。

さらに2023年のEPSは予想＄7.72に対し新ガイダンス＄7.97～8.42が提示されました。
RevPAR成長は＋10～13%を見込んでいます。

デルタエアラインズ（ティッカーシンボル：DAL）

【2023年5月24日チャート】

時価総額で全米最大の航空会社であるデルタエアラインズの第1四半期決算は下記になります。

【EPS】
予想：30￠
結果：25￠
【売上高】
予想：122.5億ドル
結果：127.6億ドル
【売上高成長率】
前年同期比＋36.5%

・国内線売上高
75.9億ドル
⇒前年同期比＋37%

・大西洋路線売上高
12.44億ドル
⇒前年同期比＋131%

・南米路線売上高
11.32億ドル
⇒前年同期比＋66%

・太平洋路線売上高
4.41億ドル
⇒前年同期比＋253%

・カーゴ売上高
2.09億ドル
⇒前年同期比－28%

・コーチ・クラス売上高
52.23億ドル
⇒前年同期比＋51.0%

プレミアム・クラス売上高
40.16億ドル
⇒前年同期比＋58%

第2四半期のEPSは予想$1.64に対し新ガイダンス$2.00～2.25。
また売上高予想143億ドルに対し新ガイダンス159～162億ドルが提示。

2023年のEPSは予想＄5.37に対し新ガイダンス＄5.00～6.00で売上高予想559.2億ドルに対し新ガイダンス582～607億ドルが提示されました。

ちなみにですが今回の記事のように各銘柄の直近のデータを確認できるmoomoo証券アプリがとても便利です。
アプリ1つで各銘柄の情報はもちろんですがセクター別のヒートマップや市場・企業のニュースなどあらゆる情報が入手ですきますよ。

ぜひ活用してみて下さいね。

ロイヤルカリビアン（ティッカーシンボル：RCL）

【2023年5月24日チャート】

クルーズ会社で時価総額最大のロイヤルカリビアンの第1四半期決算は下記になります。

【EPS】
予想：－69￠
結果：－23￠
【売上高】
予想：28.2億ドル
結果：28.9億ドル

クルーズの予約が集中する1月のウェーブ・シーズンは過去最高の予約を記録していてさらに船内での消費も好調。

第2四半期のEPSは予想91￠に対し新ガイダンス＄1.50～1.60。
2023年のEPSは予想＄3.40に対し新ガイダンス＄4.40～4.80が提示されたとのこと。

ちなみに旧ガイダンスは＄3.00～3.60でした。

ドラフトキングス（ティッカーシンボル：DKNG）

【2023年5月24日チャート】

スポーツ・ベッティングならびにオンライン・ベッティングのドラフトキングスの第1四半期決算は下記になります。

【EPS】
予想：－86￠
結果：－51￠
【売上高】
予想：6.97億ドル
結果：7.7億ドル
【売上高成長率】
前年同期比＋84.5%

月次ユニークプレーヤー（MUP）は280万人で前年同期比＋39%でした。
またMUP当り売上高（ARPMUP）は＄92で前年同期比＋35%だったとのこと。

2023年の売上高は予想30.1億ドルに対し新ガイダンス31.35～32.35億ドル。
旧ガイダンスは28.5～30.5億ドルでした。

2023年の修正EBITDAガイダンスは－3.4億ドルから－2.9億ドルを予想。
ちなみに旧ガイダンスは－4.5億ドルから－3.5億ドルでした。

JPモルガン（ティッカーシンボル：JPM）

【2023年5月24日チャート】

【EPS】
予想：＄3.37
結果：＄4.10
【売上高】
予想：357.7億ドル
結果：383.5億ドル
【売上高成長率】
前年同期比＋24.8%

・貸倒引当金
23億ドル

・損金計上
11億ドル

・リザーブ・ビルド
11億ドル

純金利収入は前年同期比＋49%の207.1億ドル。
また非金利収入は前年同期比＋5％の176.4億ドルでした。

なんと純利益は前年同期比＋52%の126.2億ドル。
前年同期比がものすごい上昇になっていますね。

ここまで広瀬氏が決算の総括の中からみた注目の7銘柄についてシェアしてきました。
最後は総括についてもまとめておきましたのでぜひ確認しておいて下さいね。

決算内容の総括について

いま2023年第1四半期決算発表シーズンが進行中です。
これまでにS&P500指数採用企業の8割が決算発表を終え79%がEPSで75%が売上高で市場予想を上回りました。

おおよその企業が市場予想をクリアしているということ。
またこの内容についてはほぼ1年ぶりに四半期決算が過去10年の平均より明らかに良い内容だったということです。

さらに広瀬氏は決算が予想より良かった一因はハイテクを中心に業績の低迷が長く続いたことを受け、事前のアナリスト予想が十分に下がったという点が指摘できると仰っています

また為替も前年比較が容易だったことが挙げられると。
今後については政策金利や債務上限問題など市場の見通しが不透明です。

ですがこのような状況化でも成長を続けている企業があることも事実。
だからこそ今回のような銘柄の情報をしっかりとキャッチしながらご自身の投資に活かしていただけると幸いです。

最後まで読んでいただきましてありがとうございました！

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